Field report
旧吉野川 11月14日(日)曇り
約1ヵ月ぶりの釣行は、私の37歳の誕生日だった。
あっという間に季節が流れて晩秋を迎えようかという旧吉野川で開催されたTNB(徳島ネットバサー)ミーティングに参加した。長いブランクのためコンディションの変化なんか全然わからないが、数日前に降った雨の影響で濁った水質が改善に向かう状況...ならば考えられることは2つ・・・
・ストラクチャーにタイトに付いている(これはバスフィッシングの常識)
・シャローレンジにサスペンド(これは旧吉野川特有、わかる人には解る状況)
これだけ絞り込む材料があれば十分だ、とにかく自分を信じていってみよー!
まず入ったのは今切川、北島応神大橋周辺から坂本テトラにかけて探ってみる。朝一ということでハードルアーにアタックしてくる元気バスを期待していたが、ダンクを丸飲みするような奴には出会えなかった。そこで当初の戦略通りに最下流へ向かう。モータースワンドの船溜まり〜矢板を撃つが反応なし、そこで対岸の水門に移った。閉められた門に寄せられたゴミ溜まりにテキサスリグを撃ったあと、コンクリートの支柱を狙って落とし込むと、フォーリングで食ってきたのが41cmのキロフィッシュ。久しぶりのキューヨシバスだ。
今回初参加のnishikawa氏が10時までの時間的制約があったため、第一ラウンドとして一匹長寸ゲームを行っている。もちろんその個体は第二ラウンド(通常のTNBルール)にキープできるとあって、早々の良型は嬉しい限り。立てた戦略に大きな間違いがないことも確認できたし、ゲームに勝とうが勝てまいが楽しい誕生日を過ごせそう...これが何よりイイね。
次に向かったのは上流域、市場橋そばのシークレット土管エリアに入った。土管からは栄養化の高い農業排水が流れ込んでおり、それに集まる小魚が示す生命反応はすさまじいものがあった。その小魚を狙ってくるバスを狙ってみるがダメだったのでJR鉄橋をくぐり、さらに上流方面へと流していった。JT裏そばにある大きな沈船へキャスト直後にラインが走った!元気よく抵抗しながらあがってきたのは推定700gフィッシュ。これで一応リミット達成、前半戦としてはこんなもんだろう。
途中経過の第一ラウンドは惜しくも2番手...しかしポジション的には悪くない。なにより釣れる個体のプロポーションが抜群なのは楽しいものである。さぁて後半戦はもっと大きなバスだけを狙った釣りを展開してウェイトアップするぞー!
再スタートでボートを走らせたのは中流域、ズバリ共栄橋を狙っていた。しかしその日は共栄橋スロープを中心にトップウォーター愛好家っぽい人々のミニ大会が開催されており、多くのジョンボートが浮いていた。いつもの事ながらライフジャケットを着用していない率が約100%である。アングラーの一人一人はね、私が引き波に注意しながらスロー通過すると会釈してくれる素直な釣り好き連中なんだけど...断言する、すべては主催者が悪いのだ!こんなルーズな大会を行う主催者のせいでチャプターや健全な大会を開催している人達に迷惑かかる恐れがあるかと思うと、腹たつなぁ。せっかくの楽しい誕生日をブチ壊したくなかったので、その大会が見えないところまで移動することにした。
辿り着いたのは牛屋島橋、その橋脚を次々と撃ってみるがノーバイト。そこで牛屋島大橋そばの水路に入って最奥部の水門を狙った、朝一フィッシュを獲ったのと同じくらい大きな水門だったからだ。しかし水質がおそろしく悪く、泡っぽいアオコが浮いているような状態だった、もちろんバスの反応もない。水路から出ようとボートを反転させると目にとびこんできた光景、それは台風23号で決壊した土手だった。ブルーシートに覆われたそこは、かなり減水している今の状態でもボートデッキに立つ自分の腰くらいまでしか高さがないアゼだ。台風の時この地区は浸水の被害にあったという話を地元の人から聞いている。おそらくここからも多くの濁流があふれて田畑を壊滅させたのだろう、土手のむこうに見える湿地帯のような風景(復旧の見込みが立たないのか荒れ放題)に、しばし身体が震える。ちなみに画像は、とある橋で撮影したものである。濁流で引っかかった流木などが、橋脚にとどまらず水中にまで取り残されている様子がよくわかる。橋の多いキューヨシ...そのほとんどに少なからずこういった光景が見られ、胸を締め付けられる思いだ。さすがのトーナメンターJIJIでも「このゴミ溜まり、うまそうじゃん!」などとは、決して言えない。
その後、一気に下流域まで様子を見るためにボートを走らせた。新広島橋をこえてもなお濁りがきつくなる状況だったため、新広島橋周辺のテトラや橋脚を攻めてみた。反応が無いのを確認すると粘らずUターンを決意、あくまでも共栄橋が空くまでのラン&ガンなのだから・・・そんな風に考えて行動できるのも2本キープしている余裕からくるものかもしれない。まだ時間があったため馬詰テトラそばの大谷川水路にかかる橋のコンクリ橋脚を撃つ。一撃でフックミスして逃がしてしまったのだが、やはり今回の作戦...気になったトコロは面倒でも撃っておくべきだと実感する。
工事中の馬詰エリアをスロー走行で抜け、やってきました本命の共栄橋。すっかりミニ釣り大会連中は陸にあがって大声で笑いあっている。さらに何よりラッキーなのは流れも風も微々たるものだった事。なぜならば共栄橋は水深が浅いため、少しでも軽いシンカーを使いフォール時間のアピールを長くしたかったのだ。ライトテキサスにしたいところだが、橋脚に絡む枯れ残りのウィードの奥へ落とし込みたかったので5gシンカーをチョイス。このさいフックもブラッシュホグのカラーも新しいものに交換してリグりなおし、期待を込めてキャスト!はい一発で食ってきたよー800gフィッシュ、嬉しいじゃないの。この共栄橋は真ん中部分の水深が非常に浅いため、減水日ばかりの秋冬シーズンはエレキが底を擦るため攻めきれない場合が多い。しかしちょうど、この日のなかでは一番水位が高い時間帯だったので全ての橋脚を攻めることができた。おやおやキューヨシの神様、さすがに誕生日くらいは優しいぢゃないの(爆)
しばらく攻めていると力強いアタリが襲う、ヘビータックルの利をいかして一気に寄せてキャッチしたのは950gフィッシュ。これで目標ウェイトにしていた2匹の重量2キロ超えるかな?と淡い期待を抱いたものの、検量してみれば1990gともう一歩のところだった。でもまぁ戦略的には正解だっただろうし、退屈しない程度に楽しめたので良しとしよう。スロープ周辺の濁りを見たときには一瞬どうなるものかと心配したが、将軍決定戦『黒ヒゲ危機一発ゲーム』に駒を進めたのは2人だけだった。その結果、見事に初将軍となったのはTiti氏。息子でトーナメンターのHiro君が「その姿、見たくねぇーーーっ!」と叫ぶ声が響き、今回のTNBミーティングも幕を閉じた。
※Web日記でなくフィールドレポートで最後まで読んでもらった方だけに教えます(^_^)/