Field report


旧吉野川 7月4日(日)曇のち晴れ

7月4日に旧吉野川/今切川周辺の一斉清掃が開催された。ちょうど私はマスターズ戦と重なっていたのだが、いろいろあってその日のマスターズ戦は欠場していたため、清掃活動に参加することになった。とはいえ、掃除をするためだけに高松からキューヨシまで来るだけで、ガソリン代だけでもバカにならない。実際その日それだけでも切り詰めれば、昼食費+夕方近所の神社の夏祭りで子供たちに金魚すくいなど楽しませてやることができるのだ。そこで一念発起!燃費の良い原チャリ(スクーター)で行くことを決意した。そんな折でる、ネットバサー仲間のyossy氏から「清掃後に私のボート乗って釣りしませんか?」とのお誘いが・・・こりゃ嬉しい!そういう訳でスクーターにリュックを背負い、子供たちから借りた振り出しスピニングロッドと2ピースベイトロッドを詰め込んで走ってきた。その日は近付く台風の影響で風が強く雨模様の天気予報だったため、バイクで走ってきた私は案の定そこに集まったトーナメント仲間から失笑をかう事になったのだが...しょうがないさ、のっぴきならない程に金欠なのよ。なのでいつものようにバカなふりして明るく笑い飛ばすことにした、そのほうが楽だ。ちなみに清掃活動にはウェイクボード愛好家や、NBCチャプター選手以外の一般バスマンたちも多く集まり、交流を深める意味でも良い機会となった。朝8時から気温はすでに30度近く...いざゴミ拾いにとりかかるとすぐに汗ダクになり、たまに吹きつける強風が救いの神に感じるほどだった。
清掃を終えて、いよいよ釣りができると期待していたところ、困った顔のぐっちー氏を発見。どうしたのか尋ねたら、係留していたボートが清掃中に強風で流されたとの事。そりゃ大変!ボートセッティングを終えたmach-a氏艇が急いでランチングを行ない、流されたボートの捜索にあたった。しかし三つ合堰まで探しに行って戻ってきた表情は暗かった・・・聞くところによると、旧吉野川本筋はきわめて波が高く、そしてボートの姿は見当たらなかったと言うのだ。一気に不安は高まった。

もう一度冷静になってボート捜索にあたる、するとスロープ対岸の旧東邦レーヨン水路に流れ着いていた。無事であったのが何より...しかしぐっちー氏はヘロヘロの様子、心労によるものかと思っていたら実は、風邪気味な身体で清掃活動に参加されていたのだ。「やっぱりもう(陸に)あがりますぅ」と疲労困パイの氏に「おだいじにー」と声をかけ、私とyossy氏の釣りが始まった。
とにかく本筋がどれくらい荒れているのか確認するため、三つ合堰を越えて行けるところまで下ってみることにした。たまたま風が弱かったのかボートはどんどん進む、だが中流域にさしかかり牛屋島大橋をすぎた辺りから状況は一変した。さすがに怖くなりUターン、大谷川水路で強風を避けながら実釣開始となる。水位が高いため浅い水路に入ってきている魚も多いはず...丹念にアシやカバーを撃ってゆくが残念ながら反応は無い。そこで風裏になる共栄橋付近まで戻ることにしたら、やっぱり居ました馬詰テトラ地帯を狙うmach-a氏&こじひろ氏ペア。せっかく合流したので昼食タイムをとることに...再び下流へ引き返す。荒波の恐怖を空腹という武器で激破!返り血ならぬ波しぶきを身体中にあびながら、いつものようにK−HOUSEさんへ到着。毎度毎度のことながらマスターに一声かけて桟橋を借りて上陸。困難を乗り越えて味わうラーメンの味は格別に美味かった。
満腹になって元気が出た!とはいえ未だほとんど釣りをしていなかった事に気付く。そこで荒れる水面を避けるためにも波が弱まっているうちに一気に中流域へ戻り、馬詰テトラ対岸から共栄橋にかけてのシャローをひたすら流しながら撃ってゆく。その後もコイ釣りエリアを経由したもののバイトひとつ無いため、この時期バスが居着きそうな「アシ岸から比較的急深になる(リバチャン沿いの)斜面に育成するヒシ藻」に狙いをつけ、そういうエリアが広がる上流JT裏対岸まで移動することになった。しかし三つ合堰の上流取水塔ちかくを走行していた時に思わぬトラブルが・・・

取水塔ちかくは川幅が比較的広いため、ちょうど真ん中ドコロに中州のような浅瀬がある。ただし、よほど減水していなければエンジンペラをぶつける事は無い。その日は水位が高かったので荒波を避けながら川の中央部を走行していたのだが、運悪くその中州を示すブイのロープにエンジンが絡んだのである。『あっ!』と思った時にはすでに勢いで引っ張られたエンジンの固定金具(2箇所のうち1つ)がはずれていた。プレーニング走行の効率を考慮してたまたま前方デッキに後向きで座っていた私は、その「今にもドボンしそうなエンジン」が目にとまり慌てて必死で抑える。何とか無事だったのは幸い、偶然にもまだならし走行中で荒波を避けながら緩いスピードで走行していたのが惨事を生まずにすんだようだ。「よかったねー、気分一新して頑張って釣りましょう」とお互い励ましあい、JT裏の対岸へたどり着いた。高圧線下から上流向きにボートを流しはじめる...が、おそろしく強い風が吹きはじめ操船もままならない。セオリー通りに船首を風上に向ければ川の流れでボートが横を向き、かといって風下に向けばとんでもないスピードで動いてしまう。ヒシ藻の育成具合はドンピシャ!で、ここぞというピンにキャストしたyossy氏がレギュラーサイズを見事ヒット。しかし流されるボートとバスの間に茂る藻の群生にラインが絡んでジ・エンド、厳しいコンディション中で滅多にないチャンスを逸してしまう。
「釣れそうなんだけど、ここは断念しましょう」...って事で本筋から退却、最後の望みで今切川へ向かう。旧ストライプ煙突対岸のポケットからスロープまでの区間を攻めることにしたが、アタリは一向に訪れない。そんな諦めムードでカバーを撃っていた私に、いきなりバイトがきた。突然だったのでフックアップのタイミングを失敗してしまい悔しがっていたら、近くで巨大なラー様が息次ぎに姿を見せた。「うわわ、さっきのアタリはラー様だったのかな?バレて良かったぁ」なんて安心してたら・・・次のキャストで猛烈なアタリが、子供に借りた安物2ピースロッドを折らんとばかりに襲う。たのむからやめてくれー!と、恐る恐る寄せてくると・・・オーマイゴッド!さっきの巨大ラー様がコンニチハ。

こんなオチでいいのか?ねぇ...(涙)