Field report
旧吉野川 2月1日(日)晴れ
TNB(徳島ネットバサー)の開幕戦に参加した。
<プラクティス>
前日の土曜日、それまでに新調したタックルや改良したボートの具合を確かめるためにプラを兼ねて出撃していた。取替えたコクピットの水温計に+2度近い誤差があるのも判らないまま、表示された水温8.2度を鵜呑みにして春パターンを押し通した結果、まったくバスに出会えずじまい(そりゃそうだ!)だったが、同日出撃していた複数の友人のボートポジションを目撃したり少し交わした会話のなかから『完全に冬パターンを引きずっている』ことは判明していた。早く2004年初バスが欲しいため「どこに行けばバスと出会えるのか?」ばかり考えていた頭を切り替えたら、今の状況がおぼろげながら見えてきた。
・・・水深4mライン、サスペンド・・・
決して魚探にバスが映った訳ではない、ついでに言うとベイトフィッシュすら映っていない。つまり何の根拠もない。が、直感である。なぜ4mにサスペンドする必要があるのか?その理由だけは見えていたからの直感である。風が強くて釣りにならない状況だったので地形確認に重点を置いて移動と確認を繰り返した結果、絞り込んだスポットは3つとなった。
<当日>
午前6時すぎに自宅を出発、いつものように国道を走る。途中ガソリンやらコンビニやら寄り道をすることで頭をシェイプさせながらスロープに着いたのは集合時刻ちょうどの午前8時だった。すでに皆さん揃っており、カートップの方々はボートのセッティングを終えていたので急いで準備をすませる。満杯の駐車場にはチャプターやJB戦でおなじみ地元強豪連中のトレーラーが勢ぞろい...一足先に叩かれているとなると、さらに釣ってくるのは難しいぞ。今回の参加は12名ながら旧吉チャプター経験者は4名、それでもウェイインできるのは・・・どれだけいることやら。少しばかりの不安を薄めてくれるのがポカポカ陽気と無風の暖かなコンディション、はぁ〜釣り日和でほんとに良かった。
抽選で決まったペアは以下の通り(順不同・敬称略)
ボーター |
ノンボーター |
いし |
耕助 |
はんじ |
てるぼー |
JIJI |
さらりん |
しろゆき |
yossy |
mach-a |
ODA |
こじひろ |
さん |
先日の釣行でご一緒したばかりのさらりん女史との組み合わせだったので、だいたい私の釣りを覚えていてくれるだろう。しかし今回チョイスした3箇所で前回攻めたのはひとつだけ、ちょっと違ったパターン行きますよー、ご覚悟あれ!スタートしてからイの一番に向かったのは中流域、牛屋島大橋(北側)である。先行者に叩かれていない事を願いつつ入った理由は...もちろん一番期待できるスポットだから。ショアラインのテトラ帯から急深となり、魚が4mでサスペンドするには実にバランスの良い5mボトムとなっている。さらにプラスα要因として10m沖には大きな橋脚があり、その土台部分でさまざまな形状のストラクチャーが存在するうえ、川幅も広いので橋脚よりショア側には走行するボートの影響も受けにくく、河口堰開口時の流れも穏やか...いわゆる旧吉でのディープ(4m以深)レンジに魚が潜みたい時には絶好のスポットと考えられるのだ。ほんとはね、もっと大切な要因があるんだけど、全部明らかにしません。それは判る方だけ判っておいてください、判らない方は一度そこでじっくり釣りをしてみて感じてください。狙いは間違っていないと信じてひたすら粘ってみる。時おり確認できたベイトフィッシュのサイズにあわせてルアーサイズをチェンジして誘う、がしかし、どうやってもバスのスイッチが入らない。これ以上の領域に追い付かない自分の技術では、結局バスの口を使わせることができないと限界を感じて場所移動を決心した。
次に選んだのは下流域、鍋川出口そばにある取水塔の周辺。ここも細かくは言えませんが、いわゆる水深・水流・ボトム具合・ストラクチャーといった条件だけを考慮しても『いい場所』にあてはまるスポットである。隣のエリアである丸須テトラ地帯では、幾艇ものボートがはりついて攻めている。現にTNB戦のみならず他のJBプロ連中もテトラから抜いてきたバスが当日キャッチされたものの中で占める比率は圧倒的なものであった。しかしその日の自分には組み込んでいない戦略であったため、あえて取水塔周辺で勝負をかけた。そう、これはネットバサーのOFF会だけど、間違いなく「勝負」だから...でも釣れません(爆)で、JBプロ連中はもとより、しろゆき氏やmach-a氏がバスを仕留めたようだと知ると「あいのり」したくなるのが心情(弱いねぇ自分!)そそくさとテトラ地帯を流してみるが、やはりダメだこりゃ!ここでどうも腹の調子が悪くなりはじめ、なんとなくスロープ方面へとボートは走りだした。
途中馬詰エリアでこじひろ氏艇と「まだまだ、頑張りましょう」と挨拶を交わし、共栄橋まで戻ってきた。寄り道ついでにキャストをはじめたところで猛烈な腹痛が襲ってくる。恥をしのんで事情をさらりん女史に説明し、トイレ休憩をしにスロープまで戻ることにした。
新高橋手前の導水管をくぐるとそこから三つ合堰まではスローエリア。もちろんそれはチャプタールールなのだが、私はプライベートでも何でも常にスロー走行を啓蒙している。たとえ某巨大掲示板で「漏れはNBC関係ねーのに、赤いちっこいFRPに乗ったデブに文句言われちゃったぜ!」なんて話題になろうが、『2ちゃんで叩かれてこそ一人前』なのでそれはそれ。「デブ言うなあほー!」と言う怒り(←そっちに反応かよ)を笑って隠し、あんなに川幅の狭い場所で飛ばしてゆくボートには遠慮なくスロー走行のお願いをしている。そんな訳で、たとえ「み」が出てもスロー通過しなきゃいけない事を考えると脂汗タラタラ、しまいにゃめまいがして天を見上げた。すると!である、新高橋そばの陸上に工事作業員用とおぼわしき仮設トイレ発見。そばには漁船係留桟橋とコンクリート階段まである。はらほれひれはれ...助かったぁ。
すっきりした気分で残り時間は90分、多分スロープまで戻ってコンビニまで駆け込んでいたらもう釣りをしていられなかっただろう。ラッキーな恵みの時間を3番目に絞り込んだスポットで攻めることにした。そこは共栄橋手前水門の対岸、昨年から私のレポートによく出てくるウィード&ゴロタエリアだ。北風吹くこの時期はほとんど波風荒く釣りにならないエリアなので人的プレッシャーは少ないうえ、やはり水深・水流・ストラクチャー的にいい場所である。うれしい事に当日は低気圧通過後の無風状態、これを攻めなくてどうするよ。ラストチャンスに望みをたくして丹念に探っていた。するとようやく、明確なバイトは無いがロッドに不自然な重みを感じた。聞きアワセ後のポーズでもラインが引き込まれる事はない、しかしポジティブシンキング!『これは大物に違いない』と信じて大アワセ、すると突っ込む突っ込む...やった、バスきたよー!と喜ぶのもつかの間、かなりの引きにやりとりが慎重になる。バックシートでネットを探してくれているさらりん女史に「ここでラインブレイクしたらマジで泣いていいっすか?」などと本音がポロリ。そんなこんなでボート真下まできた魚を一気に水面へ寄せようとロッドを高くした瞬間、スポッと抜けてしまう。飛んできたワームに付いた歯型を確認するとフッキングが甘かった事実が痕跡となって残っていた。自分のテクニック不足にゃ泣くに泣けない。
それで私はおしまい、最後にさらりん女史のリクエストで将棋屋裏エリアを一流しするもやはりアタリなし。三つ合堰をこえて今切川に向かう。元ストライプ煙突下対岸のゴロタエリアでラスト数投。そこでバックシートに神様がくれた最後のチャンス、しかしそれをアワセそこね...地団太を踏みながら悔しがるさらりん女史もおしまいとなった。「お互いバイトがあっただけでも...」と慰めあう負けネコが二匹・・・
フタをあけてみれば12名のネットバサーのうちキャッチできたのは2本、優勝mach-a氏のキロフィッシュと準優勝しろゆき氏の600gフィッシュのみという厳しい一日となった。それでもノーフィッシュ達の決勝戦で白熱した盛り上がりのうえ、初参加のてるぼー氏が将軍+アフロ罰ゲームに就き、ファミレスに場所を移しての表彰式や釣り談義、さらにはスロープに戻って他のJBプロ達との反省会と、暗くなるまで楽しんだ有意義な一日となった。