Field report


旧吉野川 9月15日(祝)晴れ

秋晴れのとある祝日、旧吉野川を訪れた。
チャプター戦も終了し、残す公式戦であるマスターズにむけて遠征費用捻出のために節制生活を続けていた。ついでにここぞと家族サービスをして『釣りばかりで家にいない父親』のイメージを払拭させようとしていたため、プライベート釣行はなるべく我慢していた。そんな折、嫁さんから「子どもたちが『あすたむらんど徳島』に行きたいそうだから、乗せていってくれたら私達が遊んでいるあいだ旧吉で釣りでもしているのはどうよ」という喜ばしい提案があった。施設の開園時間を考えると、釣りをするには少々朝が遅いものの気分はウキウキである。午前9時半にスロープへたどり着き、ボートを降ろしたあとトレーラーを切り離し、そのまま家族はパジェ郎に乗って遊びに出かけた。スロープが満車状態だったのでちょうどいいか・・・

さて釣りである。前日・前々日の週末に出撃したネットバサーのレポートによると、濁りが入って渋いコンディションだとの事。とりあえずその日の動向を占う意味も込めてスロープ横のヒシ藻&ウィードエリアから撃ってゆくが...全くアタリが無い。生命感はあるが、どうやらバスじゃない魚のようだ。さぁ今回はどう攻めようか?何も考えずに釣りを楽しむのも悪くはない、しかしトーナメント主体でさらなる領域への喜びを見い出している自分としては、これもひとつの修行にしたい。おあつらえむきに濁って渋いとされる状況だし、ここのところ続く真夏日・・・さてはて。

よし決めた!今回のテーマは『今の状態が夏なのか秋なのか?』でいこう。もちろん、2週間前に開催されたチャプター戦時点で、もうサマーパターンは通用しなくなっていた。だがしかし、ここ数日の猛暑は引っかかるモノがある。勝手に憶測すると、この何日かは『遅れてやってきた夏』なのではないだろうか?そこまでは当たらずとも遠からずだろう、しかし肝心なのはその先を読むことである。つまり「散らばっていない魚はどこに潜んでいるのか?」この答えを探るためにいざ出撃だ。キモとなるのはもちろん、現在が最高状態に育成したヒシ藻&ウィード。バスはまだこの中に居るのか?それともすでにもう外に出ているのか?確かめなきゃぁいけません、さぁ頑張ってみよう!
まずは中流域、共栄橋とその周辺テトラを試すが反応は無い。次は長岸テトラの下流リップラップ、ここもノーバイト。さらに下流へ向かい新広島橋と周辺のシャロー&一段目のブレイク。ここで激しいアタリが伝わってきたのだが、もしかすると逃げ惑う魚(バスじゃない)がラインにぶつかっていたような感触...それ以外はアタリ無し。もう少し下って空港大橋近くのブレイクと旧河口堰跡(ややディープ)を探ってみるも、これまたノーバイト。この時点で自分の勝手な憶測は現実的となってきた。ただし釣れていないのは私が下手なだけとも考えられる。現に途中で出会ったしろゆき氏は、何の変哲もないシャローで朝方に40アップを連発していたらしい。で、今一度、三つ合堰まで戻りながら粘ってみることにする。長岸導水管そばの水門、そして牛屋島橋といったマンメイドストラクチャーを試してみるが、やっぱりバスの反応は無かった。
「じゃあ夏パターンもやってみよう」と切り替えて今度は上流方面へ・・・まずはいつもの三つ合堰対岸を流して、さらに南岸へ戻りヒシ藻の際へライトリグ、中へはテキサスを投入してゆく。すると水門横の朽ちた桟橋絡みのスポットで本日初バス350gフィッシュと出会う。その後、JT裏エリアのシェード&ベジテーションを一流し。『もうすぐこの場所は「旧」JT裏になるんだよなぁ...(JT工場閉鎖のニュースを知ったばかりでした)そしたら排水無くなるのかなぁ?』などと思いつつ、ゆっくり攻めてみる。反応が無いので川崎橋へ・・・その頃には河口堰が全開のようで、かなりの流れがありボートをステイさせるのに最大パワーでコントロールしなければいけない状況となった。川崎橋の上流南側は9月頃から広大なウィードエリアとなり、水位が低くなればボートの進入を許さないほどに一面のウィードが茂る。その境目にボートを寄せ、急激な流れを避けつつエレキに絡まるウィードと悪戦苦闘しながら、その広大なエリアに時折見られるポケット部分へスピードワームのテキサスリグを送り込んでゆく。ここは晩夏〜秋にかけてのスポットであるため、生命感がひしひし感じとれる。どうやらバスも多くストックされていそうである。しかし急流+濃ウィードに阻まれて1/2シンカーですら思うように直撃攻めを展開できず、その状況では魚を仕留めることはできなかった。まぁ居るって事は判ったんだからTNB戦にでも攻めよう...今回12lbしか巻いていないタックルなので万が一ラインブレイクしたら鬱だしね。そう思うことにしてさらに上流へ向かう。鳴門藍住大橋手前の水路には陸バサーが陣取っていたので、対岸の矢板際に育成するウィードを攻める。しかしここはノーバイト、はぁー...上流もあきませんわ。

でもせっかくだから全域やってみようと、今度は今切川へとボートを走らせた。西岸の広いシャローエリアから高圧線下にかけてヒシ藻を撃ってゆくが、全く反応が無い。「何かしらストラクチャーなどの+α要素が無いとダメなのか...」と感じ、北島応神大橋橋脚に絡むシャロー&ブレイクのウィードを丹念に狙ってみた。しかしこれも不発。いやぁーまいった、結局シーズナルパターンどころか魚自体が全然見えないまま一日を終えようとしていた。打つ手が無くなった私は、こうなりゃ普段なかなかやらない事をやってみることに・・・たどり着いたのは三つ合堰。河口堰は閉まったようで、やや流れているだけの三つ合堰でボートをぶつけないように調整しながら堰(石組み)にヘビーダウンショットを落としてゆく。うーん、この釣り...懐かしいな。なんて思いながらしばらく粘ってみたものの、やはりアタリは無い。そのうち家族が戻ってくる時刻を迎えようとしていたので、最後に本日唯一の実績を頼って三つ合公園横の水門周辺を攻めて終わることにした。朝に攻めた方法では豆バスひとつしか反応が無かったので、ここは得意のノーシンカーに切り替え、できるだけヒシ藻の際にあるウィードポケットにタイトに沈めていった。するとようやくラインが引き込まれる波紋を確認、一気にアワセてあげてきたのは待望の40cm900gフィッシュだった。
で、今回の結論!「有効なパターンの開拓できず(おそまつ)」
新たな課題が浮き彫りになった一日である。