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Field report


早明浦ダム 8月3日(日)晴れ

四国の水がめ早明浦ダムのある高知県土佐町...その土佐町で行なわれている夏祭りが『やまびこカーニバル』である。私たち四国のアングラーと土佐町は、毎年一緒に汗を流して早明浦ダム周辺のゴミ拾いなどを行ない友好関係を築いてきた。その土佐町で2003年夏、待望の『やまびこカーニバル釣り大会』が開催されることになった。開催にあたっては、その運営のすべてを地元四国アングラーを中心に結成されている「Field Guardians(フィールドガーディアンズ)」という組織が担い、駐車場や湖面・スロープ利用に関しては全面的に土佐町および地域住民のご尽力を頂いた。釣り大会前夜は総踊りがあるため、プラに入っていた連中のほとんどが祭りに参加して、とかく過疎などの話が飛び交いがちな山あいの夏祭りが、アングラーたちのはじけるパワーで大いに盛り上がったのは、当日朝に二日酔いの連中が数多くいたことからも容易に想像できた(爆)。
まさにアングラーと地域が一体になったカーニバルの新しい試みとして開催される釣り大会・・・どんな結果が待っているんだろう...どんな楽しさが待っているんだろう?期待をふくらませてネットバサー仲間のいし氏とともに、いざ早明浦ダムへ出発。エアコンの壊れたパジェ郎だったが未明の高速道路と山あいは比較的涼しく快適で、ちょうど明るくなりはじめたスロープにたどり着き早速ランチングを行ない受付をすませる。

大会事務局のテント内へ次々と運ばれてくる豪華景品に目を輝かせていたらミーティングが始まった。役場が主催の大会だけあって「小難しそうな偉モンさんの長話とかあるんだろうかなぁ」と、すでに暑くなりはじめた日差しをあびながら覚悟していたら・・・マイクを握って現れた土佐町実行副委員長は、すごく気さくな方で(聞くところによると前夜の祭りではファイナルステージ段上に上半身裸になって、我々アングラー側の代表でもある塩崎氏と一緒になって踊ったらしい)バス釣りというものを素晴らしきスポーツフィッシングとして歓迎してくれるという夢のようなお言葉をいただいた。昨今のバス釣りに対する厳しい風あたりを痛感している私は、何だかすごく...言葉にならないくらいすごく嬉しかった。
いい気分でスムーズにミーティングも進み、いよいよスタートである。今年はチャプター愛媛戦で一度だけしか訪れていない早明浦ダム...フィールド情報は何ひとつとして持っていなかった私は、ここ数年調子のいい上吉野川橋の南側橋脚周辺くらいしか目ぼしい攻めドコロがわからない。そこで、もともと早明浦ダムを大の苦手とする自分よりも、同乗することになった期待満点いし氏の過去実績を頼りに中流域を攻めることに決定した。何よりせっかくの早明浦ダムだし、まずはビューンと走りたかったのは言うまでもない。

スタート番号を呼ばれた我々は岬の先端までもどかしいくらいにゆっくりと進む。そしてスローエリアを越えて一気にアクセル全開!・・・瀬戸川に向かって走りはじめた。早朝の山上湖とあって涼しい風が頬ににじんだ汗を吹き飛ばしてくれる。途中で幾つものビッグバスボートに先行を許したが、うおぉぉ!赤いきつね号を貧弱25馬力だと思うなよ!前日に何時間もかけてエンジンメンテしたばかりぢゃ!逃げるアルミボートを次々とオーバーテイクし、勢いをつけて目指すエリアに辿り着いた。さっそくキャストを...で、バックシートのいし氏は果敢にビッグバドをブン投げている。私は弱気ながら自身の実績では一番信頼のおけるライトリグ中心に攻めてゆく。すると開始まもなく、ビッグバドにヒット!「マジで出るとは...(^_^;)」おそるべしビッグバド、じゃなくてチューン無しでバスに反応させるおそるべきいし氏のテクニック、である。驚きながらも超クリアーな水質のおかげでファイトの様子がよく見えるぞ、こりゃ最高。おおよそ500gいや600gあろうか?早々のキーパーとしては充分な一匹でしょうと喜んでいたら・・・追いアワセを入れる一瞬の隙にバスはするりとバレてしまった、うわわ残念!そうこうしていると私にも初のアタリ、ビッグバドに反応してくる奴とはあきらかに違う1年魚の100g以下フィッシュではあるが、とりあえず(私が早明浦でキャッチしたという意味で)貴重な一匹のためライブウェルにしっかりキープする。少し溯ったところに存在するインレットで300gフィッシュを追加した後、ちょっと移動したところで1/8ラバジを使っていたバックシートのいし氏も300gフィッシュをキャッチ。この調子でサイズアップを期待し、瀬戸川最上流を目指して一気に移動してみたが、そこでは表面に赤潮が発生しておりバイトも無かった。
気分転換を兼ねて下流方面へ大移動、途中下川ワンド下流のクリークに入って一流ししたあと上吉野川橋へと向かう。しかし(表彰インタビューで聞いたが朝からさんざん叩かれていたため)橋脚コンクリート土台に遊びにきているキロアップはすでにおらず、そのまま周辺を流したあとスロープに一番近いワンド(通称:屋形船ワンド)に進入...じっくり流しながら攻めていたが、私が追加できたのは300gフィッシュがひとつ。そしていし氏も300gフィッシュをひとつだけだった。これでようやく5本リミット達成となるのだが、激豆100g以下がひとつ居るのはいかがなものか。普段の大会なら間違いなく根気よく入れ替えを狙ってゆくだろう、しかし今回はあくまで『お祭りじゃん』(爆)。今となって考えれば、朝一に獲りそこねた一本が惜しいけど、我慢大会はよくないっす。

JIJI「とりあえず暑くて我慢できないんで...走りましょうか?」
いし「私はもう釣りに関しては満喫しましたよ。」
JIJI「じゃあ景気よく最上流まで往復して終わりまょう!」

という事になり、残り1時間というところで続々と下流域へ戻ってくる他ボートの友人たちに向かって元気よく手を振りながら最上流を目指す。ノンストップでつっ走り、まだ最上流のゴミ溜りを粘って撃ち続けている大型バスボート連中に感心しつつUターン、一気に最下流ダムサイト手前のスロープに向かって走る走る...焼け付く日差しもなんのその、爽快感は満点キモチイイー!スローエリアでのんびりエンジンをクールダウンさせ、桟橋にボートを係留したあと帰着申告を行なう。するともう検量開始との事だったので早々にウェイインをすませて、急いでダム下の駐車スペースに置いてあったトレーラーを取りに行く。トレーラーを連結してスロープまで戻ってくると、「混雑するのでもうボートランチングは一旦ストップしてください」との事、あちゃぁ一歩遅かったか・・・でもそうこうしていたため、すでにボートを上げ終え戻ってきたTiger氏とダベっていたらすぐに表彰式が始まった、いいタイミングやね。表彰式を見ていて気付いたこと、それは『上位には商品券が出る』という事だった、うおぉーっ!そんなの早く言ってくれー、そしたらもう少し頑張ったのに...なんてなー、まぁそれもお祭りだからいいかぁ。てな訳で、副賞が貰える40位までにも我々は残念ながらランクインできなかったものの、本当のお楽しみはここからだーい。
協賛各メーカー・ショップ等より寄せられた豪華景品の数が半端じゃない。すでにエントリーフィーの元は取れるほどにルアーや帽子をはじめ多くのグッズを参加賞として手に入れていたが、さらに参加者のほとんどがこの抽選会で何か当たりそうなくらいの量である。5台も積まれたDVDプレーヤー...10本以上並んだロッドどっちでもいいから当たってくれー、と願っていたら・・・本当にロッドをゲット、しかもマスターズ戦の大先輩である岡山のショップ店長が開発したチタンワイヤー入りのオリジナルロッド(売価45000也!!)なんだから笑いが止まるはずありません。いし氏はラッキークラフトのビデオ2巻セット、Tiger氏はTシャツと確実に景品を引当て成功。相変わらずクジ運(だけ?)は強いネットバサーの威力を存分に発揮して、ホクホク顔で真夏のカーニバルは幕を閉じたのでした。

今回このような催しを企画し、全面的に協力してくれた土佐町の皆様はじめ、盛大な運営をしてくれたフィールドガーディアンズの皆様に心から感謝したい。いつもチャプター絡みでお手伝いを兼任しながら大会に参加する機会の多い私が、今回は100%参加者として心底楽しみました。来年もまた開催されるように...そしてまた楽しく参加できるように、自分にできることでお世話になった全ての方やフィールドに対して恩返しをしていこう。そう心に誓って早明浦ダムを後にした。

 

 

みんなお疲れー!また来年もやろうね!

 


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