Field report


旧吉野川 3月30日(日)晴れ

2003年4月1日より琵琶湖でバス・ギル等のリリース禁止条例が施行されるため、ラスト琵琶湖トーナメントのチャプター京都戦に飛び入り参加しようか悩んでいた。と言うか気持ち的にはものすごく行きたかった。しかしセンチな感傷に浸るためだけにトーナメントへ出場するのは何かが違う、ましてや自分勝手な満足感を得るために...であれば尚のことである。自分はバス・トーナメントが好きだ、勝って得られる喜びを求めて出場することが自分に正直な姿勢である。だから『勝つために出る』気持ちが、数週前に開催されたマスターズ第一戦で一区切りついていたため、あえて参加を取り止めた。そんな折、ちょうどTNB(徳島ネットバサー)例会が開催されるとメールが入り、場所も旧吉野川だったので次週チャプター徳島第2戦のプリプラを兼ねて参加することになった。前日(金曜日)の夜に学生時代の旧友が勤務先の東京から里帰りしていると聞き、その頃の同級生を集めて即席の同窓会となった。なんだか懐かしくなって盛り上がり、家に帰ったのは深夜3時をすぎていた。小一時間の仮眠をとり出発・・・ボートの燃料補給をしていた分だけ遅刻した午後6時5分に集合場所の今切川スロープに到着した。すでに集合していた仲間たちに挨拶してさっそくボートのセッティングを行なう。今回はぐっちー氏がボートオーナーになったこともありノンボーターが少なかったので、私の同乗抽選者はおらず一人乗り。そこでタックルをしこたま積み込み、本気で魚を獲りプラをすることにした。ボートを降ろして準備万端・・・午後7時、波ひとつ無い水面を滑るようにボートは走りはじめた、さぁ勝利の名誉とアフロ将軍の罰ゲーム回避をかけた戦いのスタートだ!

しばらくぶりのキューヨシ...3週間前のチャプターでは『冬』をひきずっていたコンディションがどこまで変化しているのか不明だったが、この週末の大潮で本格的スポーンに突入するのはまず間違いないだろうと踏んでいた。ならば上流から攻めるのは定石!ではあるが、すでに夜明けからボートを出している他のバサーたちに叩かれまくっていることは明らか。それは今切川下流の広大なアシ地帯においてもしかり。で、これらのエリアは後から(時間があれば)じっくりプラすることにして、まずはTNBアフロ将軍を回避すべくこの時期ハマれば相当ホットな中〜下流域で勝負をかけることにした。実のところ水温も上昇して良コンディションなはずのキューヨシだがそれほど釣れていないという情報を得ていた。そこでまずは確実にバスをキープすることに努めようと考えていたのだ。三つ合堰をこえスローエリアをぬけて一気に移動・・・行きの駄賃に大谷川と大きな水門で仕切られている水路マウス部分を一流しして、辿りついたのは広島橋横の小さなポケット。硬底と砂地、マンメイドストラクチャーとアシ、シャローとブレイクが狭いエリアに混在するためバスが居付きやすいスポットのひとつである。「ファーストキャストは大事だヌーン...」とかつぶやきながら慎重に攻めるも残念ながらバイトは無く移動することにした。途中いくつかの水門をラン&ガンしながら次に入ったのは鍋川出口の取水塔周辺。ここは規模こそ違えど朝一のエリアと考え方は同じで、居付きのバスを狙っていく戦法をとる。しかし攻めはじめてすぐに陸っぱりバサーが来たので場所を譲り、さらに下流へと移動した。一気に最下流のリップラップ周辺まで走り、シャローフラットにアシの茂るエリアとの境目を軸に探ってゆく。ここもまた基本的に攻めるコンセプトとしては同様で、硬底と砂地、マンメイドストラクチャーとアシ、シャローとブレイクの混在である。しかしながら続くノーバイト...「あれ?」いささか自分の読みに疑問を覚えるようになっていた。
それならば!と、今までほとんど攻めたことの無い場所を試してみることにした。かといって何も考えずやみくもにダラダラ流すのは無駄でしかない。そこで基本的にチャネル絡みでちょっとしたシャロー域が存在する場所を重点に、プラスαとしてチャネルが川の曲折により対岸へ移りその水流が一時的にチョークする部分を選んで入ってみることにした。牛屋島橋をくぐり戻り、その付近より馬詰方面へ向かいながら流しているとググッと重くなるアタリを感じた。あがってきたのは42cmキロフィッシュ、よっしゃ!と思うと同時に「ふーん、この場所で釣れるもんなんだなぁ」という感覚が同居していた。その後しばらく同じ場所で粘ってみるがアタリなし、対岸に移って大谷川放水路そばの捨て石エリアまで遡ってゆくがここもノーバイト、たくさんベイトフィッシュは居るんでいいエリアだとは思うんだけどなぁ・・・それから三つ合堰方面へのんびり移動しながら、TNBメンバーや友人を見つけては話しかけて情報交換をしていた。聞くところによると、やはりあまり釣れていないコンディションのようである。そんななか、どうやら私が朝一で入ったスポットでしろゆき氏が(私のすぐ後で)良型を一本獲っているとの事。ありゃりゃ(^_^;)「JIJIさんこんないいサカナ獲りこぼしちゃってぇ」と満面の笑みでランディングする氏の姿が頭に浮かんだ。前回のチャプター戦で初参加で準優勝したたけ氏も一本キープしているとの事で...やっぱきっちり獲れる人は獲ってるなぁと感じていた。
共栄橋周辺でたけ氏とバッティングしそうになったので「このまま上流方面を流していいですか?」と一声かけると、ちょうどエンジンで大きく移動しようと思ってましたから...と快く譲ってくれた。謝々!ありがたくチャネル絡みをどんどん流していたら、硬底のブレイクを発見。この場所もそれまで全然入ったことのないエリアだった。ほぅ、まだまだおもしろそうな場所ってあるもんだなぁ...あらためてキューヨシの奥深さを感じながら、シャローフラットに投げていたシャッド系ルアーからライトリグに持ち換える。おもむろにブレイクめがけてキャストし、そのままボートポジションを調整してブレイクに沿って平行にルアーを引いてきた。するといきなりココン!と明確なバイトが襲う。スイープフッキングをかましてドラグ調整をしながら慎重に寄せてきたのは36cm700gフィッシュ。やった!ようやく『一日一本の呪縛』から開放された瞬間だ。しかもこのTNB戦では2本リミットなので、まぁトータル1700gあればまず罰ゲームを受けることはないだろう。そう考えられただけで随分と余裕が出てきたということだ。食いちぎられたロボリーチをリサイクル用の容器に移し、さあて次は何をセットしようかな?なんて考えながら煙草を一服・・・ふぁ〜っ、うまい!

しばらく使っていなかった二軍ボックスから取り出したのは古い確かエコギアの(名前忘れた)ストレート系ワーム。流されていたボートポジションをさっきの位置まで戻して再びキャスト開始。すると数投目、またしても小気味いいアタリを感じた。なかなかの引きで楽しませてくれたのは40cm900gフィッシュ、おいおい入れ替え出来ちゃったよ。さすがキューヨシ!釣れる魚のアベレージは高いねぇ。少し移動したところでさらに38cm800gフィッシュを追加、あっという間のグッドキーパー3発に心ウキウキである。もう安泰だ、つーか...ひょっとしたらひょっとするぞ、なんて気持ちさえ芽生えていた。たしかにプラとしても、まとまって釣れるスポットを発見できたのは収穫だ。でもポカポカ陽気で気温もグングン上昇中だし、ここは当初の予定通り他エリアをチェックすべきであろう。大場所で一本一本拾い釣りを展開していくほうがサイズが格段に良いこともある。なので一気に上流へ移動を決意した。
まずは川崎橋上流のシャローフラットでネスト探し...しかし全く見つけらないまま最上流へたどり着く。ここぞと決めたポイントにはキャストしていくもののノーバイト、やっぱり難しいもんだ。そこで最後に今切川へと入り、ウェイクボードをしていたスロープ周辺を避けて最下流のシャローが隣接するブレイク部分を重点的に探っていった。だが水温もキューヨシ本筋と比較して若干低く、アタリひとつ無いままタイムアップとなった。終わってみれば要所要所で確実にグッドワンを仕留めていったたけ氏が優勝し、キロアップ2本のしろゆき氏が2位。数で稼いだ私はその次の順位だったが、一本あたりのデカさでは続くmach-a氏やこじひろ氏にかなわない状態だった。
ボートを片付けた後、場所を近くのレストランに移して食事会。そこで残念ながらノーフィッシュだった3名で『黒ヒゲ危機一発ゲーム』による将軍決定戦を敢行。長い激戦のうえぐっちー氏が大当り、もはやすっかり慣れたアフロをかぶり楽しい二次会は続けられたのだった。


連続アフロ将軍のぐっちー氏

<Result:敬称略>
優勝:たけ(2485g)
2位:しろゆき(2315g)
3位:JIJI(1920g)
4位:mach-a(1245g)
5位:こじひろ(1070g)
NF:ODA(0g)
NF:大谷(0g)
釣り将軍:ぐっちー(0g)

2匹リミット重量制


楽しい食事会でした