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Field report


旧吉野川 3月2日(日)曇のち晴

ついにチャプター徳島開幕まで残すところ一週間となった。前年度オール5点(入賞無し)の屈辱を晴らすべく、雨の日も雪の日も毎週のように旧吉野川へ通いフィールドコンディションの変化を把握してきた。徐々に春めいてゆく日々にともない、キロアップの大型フィッシュよりも700〜800g程度のレギュラーサイズのほうが活性を上げている、と何となく肌で感じていたため、今回はそれを実釣で確認するためのプラを行なうことにした。この2003年度からチャプター戦のバックリミットは3匹...それまでの5匹勝負より一本あたりの大きさが重要になるレギュレーションではあるが、現在の自分にあるのは『キロアップ一本パターン』のみ、それも確立50%というのだからお笑いだ、とても勝負できる持ち駒とは言い難い。「まずは手堅くリミット3本キープして、2kgからどこまで入れ替えられるか」を考えるのがセオリーというものである。そうと決まればタックルはいつも以上に準備、食わせて獲るリグであるテキサスとダウンショット以外の6本はすべてミノー・シャッド系を装着してのぞむことにした。
本戦前週プラとあって駐車場が満杯になることは容易に想像できた。いざとなれば奥スペース(普段施錠)の鍵を借りて開放しなければならず、選手兼スタッフとして早々に出かけることにした。今切川スロープに到着した午前5時30分、すでに気合いの入った連中が続々と集結中だった。地元スタッフが気を利かせてくれたのか奥駐車スペースが開放されていたので一安心、まだ止まない雨にボート準備する気にならず、混雑しはじめた車を誘導ばかりしていた。いつの間にか7時をすぎて、そのうちmach-a氏・たけ氏がやって来たので合流し「ランチング待ちなんて本戦さながらやね...」なんて笑いながら一服。朝一出艇組がほとんどスタートを終え一旦静かになったスロープからボートを出し、さぁスタートだ!

たいていのスポットには先行者が入っているだろう。遅いフライトを引き当てた状況に近いかも...なんて考え、まずはスロープ対岸の旧東邦レーヨン水路周辺から三つ合堰方面へ流す。もはやストライプでは無いほどに短くなった煙突下までゆっくり攻めて、向かいから流してきた先行者とすれ違ったところでエンジン始動、三つ合堰を越えて上流方面へと走らせる。今回最も試してみようと思っていた場所である取水塔ブレイクのシャローサイドへ入ろうと思ったら・・・実にいいポジションに見慣れたボートが浮いていた、mach-a氏だった。「どうですかー?」と聞くとバスの反応無しとの事。あれ?おかしいな。お互いの顔を見合せ『ココなんだけどね〜..^_^;』と声に出さず苦笑い。取水塔のほうは攻めてないからどうぞー、と言ってくれたので喜んで入り水門周辺まで攻めてみた。意外なことに全く釣れない。ありゃまどうしよう!(爆)
自分のなかにある『何か』が間違っていないなら、いい場所だと思うんだけどなぁ...中ば悶々とした気持ちでプチ移動、JR鉄橋前後にあるハードボトムシャローで良質のウィードが育成しているスポットに入ってみた。だがここもノーバイト、次に立ち寄ったJT裏流れ出し周辺もダメ、その次の最上流では見えバスを探しての釣りを試みるが...見えないや(>o<)
仕方無くボートを反転させ、こんどは将棋屋をすぎた3連ワンドの下流から新高橋導水管までのシャローエリアを攻めてみることにした。かなりの他選手が居たので通りすぎようかと思ったが、ここは数日前にyossy氏がグッドワンを仕留めた実績のあるエリア...つまりリージェンシーの法則(本来は経済用語:シーズナルパターンより直近の実績がより正解に近い、という意)から言えば試しておくべき場所である。キャストしてジャークは2回、そこでステイ・・・しかしいつまで待ってもガツンと来ない(爆)残念ながら移動を決意する。
共栄橋より下流のシャローエリアは水位が下がりすぎていまいち、数年前には同時期にこのエリアでステイシー大活躍だったのだが、昨年からちょうどそのコンタクトゾーンに設置されたロープ張りの竹杭のおかげで攻められなくなっている。とはいえその杭自体は新たな狙いドコロにもなる訳で、タイトにダウンショットを投入してみるが反応無し。やっぱつらいなあ。
馬詰テトラは軽く流す程度にして、その下流側にあるゴロタ石エリアに入る。ここだけ攻めるためにセットしたスピニングタックルを取りだし某ルアー(すみません人に教わったので言えません)をキャスト、すると一発で食ってきたのはレギュラーサイズ37cm、800gフィッシュだった。なるほどこれは使えそうだ、だが周りに数艇の他選手がいるので何くわぬ顔でライブウェルに隠し、別の誰もいない場所で記念撮影パチリ!(「プラクティスでのライブウェル使用禁止」は1998年度まで、1999年度より「大会前日のプラクティスでライブウェルを許可なく使用できない」と規程されている。ただし適当な他エリアでリリースすると「故意に魚の着き場をつくっている」など抵触する恐れがあるため、私はライブウェルに入れたバスは必ずスロープに戻ってからのリリースを心がけている。)
たった一匹の実績だが、狙って釣った魚というのは信頼に値する。キーパー獲りに通用するパターンを得られたことで随分と気持ちは楽になった。ただし、パターンなんてものは状況によっては全く通用しない事だって多いので、さらにキーパーを揃えられる場所・手段はないものかと探っていた。途中出会った たけ氏は天性の素質と言うべきか、すでにリミット達成したと語る笑顔にも自信がみなぎっていた。遅い時間からプラに入ったと思われるこじひろ氏&てるぼー氏は、すれ違いざま私より先に「どーですかー?」と元気な声が飛んできた。皆さんいい釣りしてるようで、まいっちゃったなぁ。という訳で、昼であがろうかと思っていたのを急遽変更、その後もあれこれ移動していろいろ試してはみたものの...ミノー・シャッド系でポンポンと反応してくる場所なんて無い!という自分なりの結論は変わらずじまいだった。しかし勝負するならシャッド系ハードルアーをはじめジグヘッドなどボトムから離れた横の動きがキーになるのは明らかだ。自分に残されたプラは大会前日のみ、そこで限りなく当日に近い状況を想定できるきっかけを掴めるかどうか?それですべて決まるだろう。午後3時、ボートをあげてスロープをあとにする。・・・駐車スペースにはまだ20台以上の車が残っていた。


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