Field report


旧吉野川 2月16日(日)雨のち曇

早いもので3週間後には、いよいよチャプター徳島の開幕となる。と言っても前年はこの時期からチャプター戦が開幕していた。もちろん暖冬だった前年と違い、今冬は寒さが長引いて水温上昇もはじまったばかり、厳しさは比較にならない。朝目覚めて空を見上げると、あいにくの雨模様・・・しかしプラを休む訳にはいかない、クルマに乗り込み今切川スロープを目指す。で、到着したスロープ駐車場は...満車御礼!ありゃりゃ?前日土曜日のほうがポカポカ陽気で良コンディションだったのに、それでも約15台ものボートがすでに釣行中な訳なのね。『・・・私の釣れるバス残ってんのかなぁ(^_^;)』ボートのセッティングをはじめようとしてふとスロープに目をやると真新しいトップガンが停まっている。あれ?私の知る限りあのボート乗ってるのは、たけ氏だけなんだけど...と思うやいなや近づいてくるバスマンが一人...やっぱりたけ氏だった。氏いわく昨年からトラブっていたエンジンをようやく積み換えて、状態チェックとならし運転とプラを兼ねてやって来たとの事。じゃあ頑張りましょう!と声を掛け合ってスタートフィッシング、私は迷うことなく今切川を下流方面に攻めることにした。
スロープ横のテトラ切れ目から北島応神大橋方面に吹く風にボートをまかせ、ひたすらキャストを続ける。前回の釣行でロストしたステイシーのかわりにチョイスしたのはライブリーペッパーJr、ステイシーと比較すれば深いレンジが苦手なこのルアー、そのために今年は全くボートにさえ積んでいなかった魚探を久しぶりに使用して、2〜2.5mレンジを確実にトレースしてゆく。全然アタリが無いまま大橋をくぐりその先にあるブレイクまで狙ってから移動を決意、こんどは一気に最下流近くのシャローに隣接する岬を攻めることにした。しかしそのポイントには先行者が入っていたためしばし遠巻きにシャローを眺めながら待機...シャローだったらスピナベやってみよう!とリグりなおして数投もしないうちに先行者がポイントを離れた。そこでもう一本のロッドにライブリーペッパーJrを結び、再びトゥイッチ&ポーズで狙ってゆくことに・・・しかしアタリなし。おまけに風が少々強くなってきたので、ここは一旦諦めて移動、広大なアシ地帯から広がるシャローフラットの落ち込み部分をヘビ常で探ってゆく。さらにそのまま高圧線下まで流しながら戻るも、一向にバスの反応を感じることができないまま時間だけがすぎていった。

もうね、はっきり言ってキューヨシ本流じゃこの時期どこを狙ってどう釣っていいのか全くわかっていないのが実状。ボートを進め三つ合堰を越えてみたものの、行く場所が無い(爆)さんざん迷ったあげく、ある事を思い出して上流へ向かうことにした。思い出したのは前年のチャプター開幕戦...私が虎の子の800gフィッシュを持ち込みギリギリポイント獲得できるかな?と踏んでいたところを、驚くほど好ウェイト良型フィッシュを持ち込ませ私を30位以下の奈落へと突き落したのは多くは上流域での釣果だった。普段なら必ず立ち寄るJR鉄橋周辺をスルーし、まずやってきたのはJT裏の排水エリア。せっかくリグったスピナベをここぞとばかりに投げまくるが、もちろん長くは続かない。枯れ残りのウィードが点在するエリアのため、久しぶりに野池メソッドであるショートスプリットを試すことにした。川の流れの緩やかな場所を選び、極めてオーソドックスに軽目のシンカーで浮力のあるチューブワームをセット、そろりそろりと動かしながら魚を誘ってゆく。しかし、どうやら誘われるはずのバス自体がそのエリアに居ないんじゃないだろうかと思えるくらい水面は静まりかえっていた。
降ったり止んだりを繰り返しながら少しづつ明るくなってゆく空と、少しづつ寒くなってゆく心とのギャップに身震いを覚えながらふたたびエンジンキーに手をのばす。最上流まで行こうと思いながらも今切川より1度以上も低い水温にビビってしまい、結局またぞろ今切川に舞い戻ってきてしまう。途中スロープ前を通過する時に他連中の車を確認すると、こんなお寒い状況にもかかわらず撤収している者がまだほとんどいない盛況ぶり。いかんいかん、この程度で諦めちゃいかんぞJIJI、心の中では自問自答が繰り返される・・・
  「思い出すんだ!あの吹雪のなかでも一本獲ったじゃないか!」
  『でも次の釣行じゃノーフィッシュ...』
  「いやその次は、冷たい雨のなかでも一本獲ったじゃないか!」
  『でも次の釣行じゃノーフィッシュ...』
  「じゃあ順番から言えば、今回は一本獲れるんじゃないか?!」
  『そうかなぁ?そうだよな(←単純バカ)』
てな訳で気合いを入れなおし辿り着いたのは北島応神大橋の上流サイド、ここからスロープまでの間を朝とは逆方向に今一度流してみることにした。春の良型を果敢に狙うならハードルアーを引くに限るが、せっかくのプリプラだから同じ攻めを繰り返すのはよそう、そう思って水深4mをこえるブレイクの底(落ち込み部分)に照準を絞った。冬の琵琶湖で奇蹟的な実績を生んだクロステールシャッド(赤)をセット、全身の感覚をバスに出会ったあの瞬間へと備える。しばらくするとコッ...と伝わる振動、その指先で慎重に聞きアワセするとクンッ!とひとつ生命感が。反射的に腰をくねらせスイープ気味に横アワセ...よしノッた!待望の40cm 850gフィッシュを手にした瞬間に解き放たれる緊張感、これがたまらない。風に流されてエンジンペラが岸にぶつかる寸前、その個体をライブウェルに放り込み沖へ避難する。そこへ対岸からこじひろ氏がやって来た。翌週のショップ大会へむけてプラに入ったが厳しい状況にその日はストップフィッシングを決意したとの事、どうもお疲れさまでした。私も何とか一本獲れたので、HP用の写真撮影をしてボートをあげることにした。帰り道中、心の中で弱気の虫が顔をだす...「順番から言えば、次回はノーフィッシュじゃないか?!」でも笑って答えたよ『だから本戦までにもう一度プラに入ればいいんでしょ、ね!』