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Field report


府中湖 11月18日(日)晴ときどき曇

トーナメントシリーズも終了し、オフシーズンではあるがポカポカ陽気に恵まれそうなとある週末。日曜日は金砂湖でショップ釣り大会があったので出場したかったのだが、悲しいかなお小遣いに余裕がないため断念。退屈な一日をすごさなくてはいけないと中ば諦めモードで土曜日の夕方JBIIペアの中村氏に電話をしてみた。すると「翌週BASS BATTLE(ミニトーナメント)があるので府中湖でプラしたい」との事。じゃあ久しぶりに行きますか、ってハナシになり急遽決定。大会じゃないので朝ゆっくり出発することになった。しかし実は気掛かりなことが2つあった。
ひとつは私のボートでランチング可能かどうか、そしてもうひとつはバッテリーの心配だった。まさかその心配事がどちらもビンゴだなんて...元来楽天家でややこしい事は何も考えず「とりあえず一度は試してみないと成功も失敗も判明しないしねー」なんて言いながらスロープにたどり着き、肉マンをほおばりながら笑っていた私には知るよしもなかった。

2度ほどクルマを切り返しながらトレーラーは水に浸かってゆく。さすがはアルミ並みの13フィートFRP!喜ぶべきなのか悲しむべきなのかランチングできるもんやなぁ、などと思いつつボートを浮かそうとバックギアで最後の一押しをしたところで、後輪が粘土質の砂地にのめり込んでしまった。いくらパジェ郎でもこの状態になると脱出が極めて難しい。ここで四駆を過信して強引にアクセルをふかしてタイヤが空転し、さらに深く穴を掘ってしまい、亀の甲(車の腹部分が接地して身動きとれない状態)になった素人連中を多くのフィールドでいやという程見てきているので、まずは冷静になってクルマから降り、すぐそばにいた先に出艇したアルミボートに声をかけ協力をお願いした。先のボーターも軽ナンバーながらトレーラーでランチングをしていたので、地面が柔らかくなっていたのを知っていたようで、すぐに「お手伝いしますヨ」とまずはトレーラーに引っ掛かっていたボートを引っぱって浮かせてくれた。そこへ天の恵、工業所のトラックに乗ったおっちゃんが通りかかって「どしたんや動かんのか?よっしゃ引っぱっちゃるわ!」    ...おおお、ありがたやー。

何なくパジェ郎は脱出し、さてようやく釣り開始である。まず古バスワンドを攻めてみた。奥のT字エリアの隣接するブレイクでその日のレイクコンディションを判断すべく運試し。さっそく400gと500gが続けざまにヒット、このサイズが高活性なのかな?うーむ、トーナメントサイズは一体...というところで岸に向て投げてみるが、どうやらこの日シャローを狙うならもっと日が高くなってからのようだと感じた。
その日はカヌー漕艇練習生の姿が見えなかった。こりゃ大好きな北湖を堪能するチャーンス!だったが、目的が大会のプラなのですぐにワンドを出て大会エリアである南湖に移動することにした。
水質はこの時期あいかわらずのターンオーバー終了間際といった状態。酸素含有率はさほど低くなさそうだが軟度のある汚れた水のためボート移動後の泡がなかなか消えない。ただし一見した感じほど濁っておらず、特に日が差し込むと馬の背やシャローは1.5m程度までの底がぼんやり確認できた。なのでポカポカ陽気だということもあり、一時的に表層付近までフィーディングしに来ている魚もそこそこ居るだろうと思われる。府中湖でJIJIといえば当然シャロー撃ち!もってこいのコンディションなのだが今回はプラということもあり、一発超大物よりもグッドフィッシュのアベレージが高いエリアを見つけてパターンを確立するのが目的のためパス。いくら年間を通してシャローで釣れる府中湖とはいえ、大会当日の気候に左右されすぎるパターンでは不確定すぎるのでミドルレンジ以深でプラしようと中村氏と意見が一致して、一気に目指す某エリア(私が出場する大会じゃないので開催まで内緒ね)まで移動して攻めてみる。普段めったに使わないが、ここでは有効かもしれないと感じたワームをリグって攻めること数投目、狙い通りに700gのグッドキーパーを獲ることに成功した。その後、同エリアで数本キャッチしてライトリグではそれ相応の魚しか食ってこない事を確認。オッケー、これでプラとしては成功だ。
ただし一つのパターンだけでは心もとないので、もうひとつ考えられるパターンを試すためさらに移動を行なうことにした。だが残念ながら魚の反応はいまいちだった。ありゃりゃ?間違いないパターンなはずだが・・・あ!
そのエリア近くになってライブウェル積んだボートを多く見かけていたが、これって渡辺(兄ちゃん)プロとその仲間たちがミニ釣り大会しているんじゃ・・・?ちょっと進んだところで案の定兄ちゃんプロと遭遇。やっぱりもう攻められた後かもしれないと思うことにしてさらに移動することにした。

移動中にちょっとよさそうなポイントを流して500g程度をポロポロ獲りながら、やってきたのは北条池流れ込みエリア。ここからは大会当日天気が良かった事を想定して岸撃ちに切り替える。そんな時になってにわかに風が吹きだし空も曇ってきたのはアンラッキーだが、カバーだとか岬だとかイージーに考えられるところでは比較的イージーに魚の反応があった。ただ釣れたのは傷の多い個体だったり長寸の割にウェイトの低い個体という印象が強く、やはりあまり大会の参考にはならないと判断できた。
昼をすぎ、そろそろスロープに戻りながら気になるポイントを流してゆこうということになったが、ここで大トラブル、エレキの残量が足りなくなってきた。赤いきつね号に乗り換えてからというもの、エレキのみのレイクで長距離移動したことがなかったので判らなかったが...5段階変速のモーターガイドF43は消費電力が大きいことは知っていたが...FRP艇だとこんなに弱いのか!と実感して愕然となった。すでに最大速度モードで運転しているにもかかわらず歩くより遅いペースでしかボートが進まない。

このままでは、戻れない(;;)

まだ元ブタ小屋近辺であり、おまけに向かい風である。やばい、ダメだ!と諦めて兄ちゃんプロに助けを求めようとしていたところでハタと気がついた。そうだ、セルモーター&ライブウェル・ビルジポンプ用の小さなカーバッテリーを積んでいた!慌ててボートを岸に着け、風で流されないようにオーバーハングの枝にロープを巻いて、そのカーバッテリーと繋ぐ作業にとりかかる。端子用ワンタッチブラケットを外して直接繋いでスイッチオン、しかしエレキは動かない。あぁぁ、ダメかぁ、と一瞬頭を抱えたが、ピクリとも動かないのはおかしいゾ。もう一度、端子部分の汚れをゴシゴシきれいに拭いて繋ぎなおしてスイッチオン、するとエレキは動いた。最大パワーだったもんだから勢い良すぎてコケそうになったのは後になっての笑い話。ホッと胸をなでおろしながら、その後のプラは一切中止して逃げるようにスロープまで戻ったのでした。


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