Field report


府中湖 3月1日(木)小雨

ひさしぶりに平日釣行することになった。実はちょうどその日は並木氏が雑誌取材で四国入りしているらしいと氏のホームページで知っていたため、ミーハーな私は早明浦ダムか旧吉野川あたりに追いかけて行きたかったのだが、今だマイボート修理中(;;)とりあえず代艇のジョンボートがあるので、しばらく機会がなかった府中湖バスと遊ぶことにした。ま、それはそれで楽しみである、つーか仕事しているのと比べたら大雨寒波でも天国だけどね(爆)
朝のんびりと9時頃にスロープへ到着。その日は学校関係も卒業式が多いし、寒の戻りにくわえて小雨だし、まず誰もいないだろうと思っていたらジョンボートが一艇だけ出ていた。しかしカヌー練習生たちは全然おらず風も少ない、よしよし...おおむね予定通りの展開だぞ。で、それをいいことに大好きなメッキワンドから攻めることにした。

メッキワンドまでは中速で移動しながらスピナーベイトを撃ってゆくが無反応、そろそろ春を意識しはじめたバスもいるだろうに・・・やはりこの寒さでは沈んでじっとしているのかな? 不安のなか目指すミカン畑沖に到着し、そこからはパドルテールのショートスプリット(府中湖スペシャル)に切り替える。うーっ...このリグも久しぶりだぁ、こうして府中湖でシャロー撃ちしているのが私の原点なんだよね。ちょい感動ひたりモードに入っていると、布キレをひっかけたような重さがロッドごしに伝わってくる。軽く巻きアワセをして寄せてくると約500g程度のバスだった。下アゴへのフッキングだったため、フックをはずす時にバスを背中から側線沿いに掴んだのだが、おほほぅまだまだ冷たいボディだこと。春はまだちょっと先なのかな? 結局その後は期待していたプリプリビッグワンはおろかアタリ自体が遠のいてしまう、うーん残念だなぁ。そこで反転し、南湖へと向かうことにした。
途中、高速下スロープより少し北の壁面急深エリアでクランキングを試してみる。ちょっと深場に下りていても活性のあるバスは居るはずだよなぁ...何てったって府中湖なんだから、と全然説得力のない思いだけを信じて投げ続けていると、マジできましたちょっといいサイズ!700g強ってところかな?
この一匹ですっかりクランキングバカになってしまった私は、そこからポンプ小屋〜中の島ワンド入口までずっとクランキングで押し通した。しかし全くダメですわ、あぁ あの一匹はマグレだったのねぇ。

北条池流れ込みエリアが見えてきた頃、少し風が吹きはじめて寒くなりだした。すると、ちょっと風邪気味で体調があまりよろしくない状況...つまり腹が痛くなってきたのダ。「よっしゃ、流れ込みポイントで一本だけ獲って納竿にしよう」と思ってボートを進め、ワンド先端に突き出た壁面を周ったところで見えた光景にギョッとした。

すげー工事しとるやんか!攻めるもなにも・・・

しばらく来ていないうちにオレンジ色のブイが張られ、斜面にはアスファルトを敷いた坂道が出来ているし、ゴロゴロ岩底のシャローは埋め立てられて重機が入っているぞ。げっ、あのデカいクレーン何じゃあ?!

その変貌様にしばしショックを覚え、釣りの手をとめて工事現場を眺めながら煙草を一本吸った。最後の一息を、口をとがらせてフゥーと工事現場にむかってはきだし、私の視野からその光景が白煙によって隠された瞬間に踵を反す。
エレキ速度を最大にしてエリアを離れ、しばし北上したところで対岸に移動した。風裏になるクボミでボートを止め、少し沖目のブレイクにむけてキャストを再開した。ゆっくりと動きながらミートヘッド・ツネをドラッギングしてゆく。いわゆる一昔前に流行った『ヒュンヒュン』というヤツである。と言うより、もう気分は納竿だったのだが、最後の一匹をとりあえず釣って納得したかったというのが本音だったのかもしれない。
で、結局のところ、それから最後の一匹(約400gフィッシュ)を手にしたのは30分近くも経過してからだった。すっかり風邪がぶりかえしたような気がした。