Field report
金砂湖 8月12日(日)晴れ時々曇り
金砂湖バスフェスタ・・・
その歴史は20年以上、トータル200回を超える息の長い大会で、そのうち私はまだ駆け出しのアマチュアだった頃...たぶん10数年前から参加し続けているんだっけ。
ここ数年は各方面のJBNBC大会に出場する機会が多く、2005年の5月、2006年の5月のフェスタに参加してからというもの随分とご無沙汰している。
バスフェスタ自体も金砂湖の護岸工事や渇水による水位減少の影響で、前年末からしばらく開催されておらず、なおかつフィールドにおいても大きな問題が生じていた。
どこのフィールドも例に漏れず...ではあるが、ここ最近は内水面のレジャー利用に関して(中ば無法地帯とも言える)勝手な使用をする輩が増えている。
金砂湖もアングラーのみならずジェットスキー、ウェイクボード、競艇ボートなど多種多様の面々が訪れるフィールドであるが、そのなかで一部の身勝手な行動が近隣住民を我慢ならないほどに憤怒させていた。
・クルマのエンジン掛けっぱなしで車中泊。
・昼夜問わず大きな声で騒ぐ。
・明らかに迷惑なほどボートのエンジン音を轟かせて湖面を走りまわる。
・ボートで夜釣り。
・飲食飲酒などのゴミを放置。 などなど
住民から上がった声というのはその人達の生活に直結している、こんな状態が続くのであれば金砂湖でのレジャー利用は全く出来なくなっても不思議ではない。
そこでアングラー代表としてバスフェスタ主催の豊田氏が、ウェイクボードや競艇の方々とルール・マナーについて統一の見解をもって各所へ話し合いを行ない、とりあえず使用させていただけるようになった...というのが現状である。
もちろん、我々アングラーでさえ眉をほそめるくらい猛烈に走り回るわ騒ぎまわるわスロープ前や階段を占拠するわ、といった行動が目立っている◯◯◯◯連中(なんか怖〜い世界の住人らしいようですが...)なんかが再来した日にゃあ、一発アウト!でしょう。そのために確固としたルール取り決めを行なって、私たちはそれを守ることに決めました。
金砂湖のルールがもっと広まって、あたりまえのようにルールにのっとった使用ができるよう、ルールを面倒がる奴等は自然と金砂湖から遠のいていくよう進んでいかなくてはならない・・・
チャプター徳島の事務局や香川県バス釣り連盟で、少しづつでもフィールドの適正利用を広めて、より長くバスフィッシングを楽しみ続けていきたいと動いている自分は(偉そうなコト言うけど)フィールド保全に尽力されている方々の気持ちが、ちょっとだけでも解る。
精神的にも肉体的(失礼!)にも大変ななか頑張り続け、ようやくバスフェスタ再開にこぎつけた豊田氏にどうしても会いたくて、当日バッティングしていたチャプター愛媛戦を断念してやって来た。
午前6時までは湖畔に近寄らず、途中の峠道にある展望台で待機することになっている。
展望台周辺も混み合うかと思い、コンビニで少し時間をつぶしてから山道を登ってゆく。
すると展望台手前から路側帯に並ぶボート...ボート...さすが今回はいつもの倍くらい参加者が多そうだ。
豊田氏やショップの釣り仲間と挨拶のあと、ネットでは存じあげていたシュウ氏(何と千葉県から参加!)にも対面することができた。こういう出会いも大きな喜びのひとつである。
40チームがそれぞれボートランチングを終えた7時30分、いよいよ2007バスフェスタの第1戦がスタートした。
エンジン音が響くのを控えるために8時まではエレキ走行というルールが適用される。
非力な43ポンドエレキしか載せていない赤いきつね号は、この時期の定番である勝負エリア上流へ向かうにも、一発狙いの最下流アバフェンスに向かうにも遅い。
そこでスロープ横のクリークから下流方面へのストレッチをエレキでのんびり流すことにした。
普通のサイズなら普通に釣れるだろう・・・
バスの反応とアベレージサイズの確認を兼ねてリミット5本ベースをそこで揃えられればいい、と考えていた。
しかしライトテキサスもジグヘッドもアタリひとつ感じられない。フォーリングで食ってくるだろうと予測できるのだが、もっと軽いスワンプの根こリグでも無反応だ。
釣れないコンディションじゃないのに・・・だとすれば、場所か?
いつものようにあれこれ考えを巡らしながら、次に有効だと思う戦法を試してみることにした。
じっくり周りを見渡す、そこで目についたのがスロープ対岸の通称『花火の岬』だった。
エレキでそのままスルスルと移動して、岸ギリギリのオーバーハング奥へキャスト。
一発で反応してきたのは、300g〜400gアベレージだと思っていたより少し大きな600gフィッシュだった。
一匹目キャッチと引替えに、ちぎれたスワンプクローラー。
あたらしくリグり直そうとして、ふと気が変わった。
時おり見かけたベイトフィッシュの大きさ、そしてキャストの精度向上、フォールスピードは?...一匹釣れたらこれでもかというくらいに頭が回りはじめる。
いろいろ考慮して、4inミートヘッド(ウォーターメロン&ブロブルー)の1/64根こリグをセットすることに決めた。
ゆっくり岬を回り込むようにキャストを続けていると、あれよあれよ・・・きっちり狙った場所にルアーを送り込めれば1キャスト1ヒット状態だ。
サイズこそ300g〜500gフィッシュ程度ではあるが、ワンドの奥とかにウジャウジャ湧いている100gマイクロバスは居ない。
決して小さくはない個体は、明らかにそのコンディション上でのパターンを確立していた。
このポイントに入ってくる前に感じたこと、そして釣れるバスの具合からして、ここで一日粘るのが得策だと決断した。
エンジンのチルトを一度も降ろすことなく終日その岬に張りつくJIJI...一旦釣れなくなっても少し場所移動すればまた釣れはじめるのが判っていたのだ。
その理由とは、ズバリ「風」に起因する。
その日は涼しいと感じるほどの強さの風が吹いていたのだが、山あい特有の地形が影響して、ときに右から、ときに左から断続的に吹きつける状態だった。
だいたいバス釣りをする際、ボートポジションの安定をはかるため船首を風上に向けておくのがデフォである。
しかしスロープ横のストレッチで「ありゃ釣れんがな」とボヤいていた頃、その変化する風向きで何度もボートがあっち向きこっち向きしていた。
それがキモだったのだ!
花火の岬には特に風がよく当たる、しかも適度なタイミングで風がぶち当たる面が変わるのだ。
風の変化に応じて水中の様子や魚の活性が切り替わっているようで...
あちらで釣れなくなったら風の当たるこちらに移動して数本キャッチ。
こちらで釣れなくなったら風の当たるあちらに移動して数本キャッチ。
どっちも釣れなくなったら岬を周り込んだ奥のほうを狙うと新しい魚が入ってきている。
そんな感じで次から次へと釣れる。
ただしルアーは何でもいいのかと思って在庫処分の別ルアーをつけてみたが、最初にチョイスしたミートヘッドが一番感触が良かった(ように思えました)
一応マッチザベイトで考えぬいて選択してるんでね、正解だったとしておいて下さい。
300g〜500gフィッシュのラッシュのなかで、たまに600g級フィッシュが獲れる。
相変わらず壊れたバネ秤しか持っていないので(←そろそろ買えよ!)目測による入れ替えに四苦八苦・・・でもこれも久々で楽しいや。
花火の岬といえば金砂湖のなかでも屈指の実績を誇る超一級ポイントである、願わくば一匹でも二匹でもいいからビッグフィッシュが出てくれないかな。
・・・さすがにそれは贅沢なお願いだったようで、結局正午までの競技時間中には40本程度のバス君とご挨拶したものの全部レギュラーサイズだった。
平均的に600g×5匹=3キロというウェイトで検量し、12位というダンゴ上位で大会を終えることになった。
ビッグフィッシュは出るところには出るもので、57.5cm2700gを筆頭に何本も拝見させていただきました。はぁスゴイ。
でもね、その日の竿頭(数)は多分オイラじゃないかな、なーんてな。
楽しめて、癒されて、すべて大満足の一日になりました。
<釣行後記>
参加者が多く駐車スペースも皆で詰めて置くことにしました。
で、私のパジェ郎も切り離したトレーラーも前列に駐めた方が帰らないと出せない状態。
そこでスロープ周辺エレキだけで大会を終えてしまったJIJIは時間待ちを兼ねて
せっかくの金砂湖を堪能しようと再びボートに乗り、マイナスイオンを浴びに
奥のほうまで少しだけ釣りに出かけました。

(小川ワンド入口で見つけたベイトフィッシュの群れ)

(その日一番の800g弱フィッシュを含み30分で3匹、どこでも釣れるやん!)
このロケーション、この爽快感、そして反応してくるバスは100g〜3kgまで
バラエティに富む期待がもてるワクワク感・・・
そんな抜群のフィールド金砂湖でいつまでも釣りを楽しめるために、
私は自分にできることや定められたルールをしっかり守っていこうと
あらためて思いました。
帰り際、ちょうど到着したジェットスキーを積んだ若者に
ウェイクボード愛好家の方が駆け寄って、金砂湖ルールとマナーアップを
呼びかけるチラシを手渡し、湖面を指差しながら説明されていました。
豊田氏いわく「彼等は毎週末やって来るけど自分たちは全く
湖面で遊ぶことをせず、ルール遵守が徹底されるまでずっと
来客者にチラシ渡しと説明を繰り返している」のだそうな。
私たちアングラーが金砂湖釣行を自粛していた一ヵ月の間も
彼等は近隣住民の家を一軒一軒訪問して、今後のルール徹底を
約束して、湖面利用のご理解をもらっていた事実がある。
私たち釣り客のなかで釣り禁の危機に直面したフィールドを
前にして、そこまで本気の行動を起こせ、そして続けられる
アングラーがどれだけ存在するだろう?
こんな最後のほうまで読んでくれた皆さん、ありがとうございます。
もひとつだけお願いがあります、もし金砂湖を訪れてチラシを配っている
彼等に声をかけられたら、少なくとも真剣に説明を聞いてください。
そして、ルールとマナーを守って、釣りを楽しんでください。
偉そうなコト言いますが、ぜひ宜しくお願いします!