Field report


旧吉野川 8月5日(土)快晴

久しぶりにマイボートを出動させて旧吉野川へと向かう。

今回はキューヨシ地元となる北島町の夏祭りイベント『ひょうたん祭り』に参加するための釣行である。
この『ひょうたん祭り』には昨年も参加させていただいた。
応募によって選ばれた少年たちをボートに乗せてバスフィッシングを楽しんでもらうイベントである。

前夜も決して早いとはいえない仕事だったため少しでも睡眠時間が欲しかった、そこでギリギリまで寝て贅沢ながら高速道路を利用することにした。
瀬戸内の海から顔を出した朝日を横目に見ながら走り、板野インターを降りてすぐコンビニで大量の飲み物を買い込んだ。
この日も暑くなる天気予報だったので、同乗する少年に対して熱中症や脱水症状には充分に気を付ける必要がボーターにはあるからだ。

スロープに到着し、持参してきた朝食をとる。
食後の一服を終えた頃にはスロープ駐車スペースいっぱいに参加者たちが集まっていた。

皆で協力して準備を行いボートを次々と浮かべ、会場となる三つ合公園まで移動する。
ボート係留に必要な桟橋が曳行されてくるまで沖でしばし待機...そうこうしていると、すでに会場には大勢の少年たちが集まっていた。

全員が集まったところで北島町の担当課長さんがテキパキと段取りを進行し、同船するペア少年も決まった。
今回ご一緒するのは中学生男子だった。私の釣り仲間みっちー氏の少年時代ほど達者ではないだろうが、まぁ経験も豊富そうだし体格も大きい。
しかも彼は勝つ気マンマンだ、これも正直ラッキー、じゃあ遠慮なく本気で案内しまっせ。

ボートに乗り込んで作戦会議、しかし・・・
彼はベイトロッド一本だけ持ってきていた、しかもセットされているのはPOP-MAX。
格好いいよ少年!オトコマエな勝負師だぜ少年!でもね...でもね...
それは『プライベートで楽しむ類』の選択なんだよ。
その日のコンディションでリミット5匹の大会しかも実釣2時間となれば、まず勝てない。つーか2時間では一本勝負でも困難だろう。(大人は釣ってもキープできない、あくまでも少年たちだけの魚で勝負する大会なのです)

それでも何とか釣らせてあげようと、クランクベイトに付け替えるようアドバイスした。
そしてクランクベイトで勝負できる魚が獲れるエリアとして、中流域の長岸テトラ地帯へ一気にボートを走らせた。

テトラの位置や沈みテトラの深さなど、少年の頭のなかで水中の様子が立体的にイメージできるまで丁寧に教える。
すると少年は的確な方向にキャストを行ない、ロッドティップを下にして無難にクランクをリトリーブしはじめた。うんうん、いい感じ。

しばらくしても反応が無い。そこで私のほうは定石通りのスピニング、これでバスの状態をサーチしながら少しでも少年がバスを手にする手助けができれば...と考えていた。
結果はすぐに出た・・・いや私のほうですけど(爆)
約600〜700gってトコロだろうか、クランクでもどうにか狙えるレギュラーサイズだ。よっしゃ私はもう釣らん、あとは少年よ頑張ってくれー。

だがしかし、一向にアタリは無い。
リアクションの釣りなのでこのまま同じエリアを何回も続けるのは無駄がある、なので今度はテキサスで攻めなおしてみるが、やはりダメ。
そこで下流の新広島橋近辺まで急いで移動し、テトラや水門、橋脚などを狙っていった。
帰り道には将棋屋裏に入ってアウトサイドのゴロタ地帯なども攻めてみるが少年のロッドにバイトを感じることは無かった。

最後の奥の手!という訳で、ルール説明のとき合法だと確認した戦術を使う。
私がウィード絡みの好スポットに自分のライトリグを投げる(少年たちのかわりにキャストしてあげる事だけはOKなのです、でもアクションやアワセはNG)そしてノーアクションのままラインの引き込まれ具合を確認し、少しでも魚らしい場合はすぐさま少年にロッドを渡す、という戦術である。
そしてついに反応が!着水直後のバイトを感じてしまった、だけど...だけど...
これ、このままではバレる。今から少年にロッド渡してちゃアワセられない。

どうかバス君よ反転して走ってくれー(向こうアワセ気味になるから)

だが願いむなしく、しっかりバス君は逃げていきました。
結局この最後のチャンスもうまく掴えることができず、悲しいかなノーフィッシュで釣り大会を終えることになりました。
私が少年に教えられたのは『臨機応変、大会で勝ちたいならなるべく多くの状況に切り替えられる準備をして挑むことの大切さ』くらいだったかなぁ。
来年も出場します!と言ってくれた少年...もし再び組んだら今度はしっかりリベンジしようぜ!

最後はみんなでゴミ拾い、これも大切なんだよね。


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