Field report


内場池 1月23日(日)小雨

新春ウィンターカップで、またまたノーフィッシュの新年を迎えてからというもの、何かと忙しさに追われて釣行できない日々が続いていた。いつのまにか厳冬の季節となり、初バスはしばらく釣れそうにないと覚悟していたところ、某ワールドプロからお誘いが掛かりF.T.ミーティングに参加することになった。
開催するのは地元香川の内場ダム(内場池)という事だったので野池用アルミボートを持っていない私は、マスターズ戦でご一緒している本堂氏のバックシートでタッグを組むことになった。これは心強い。しかし当日のコンディションは冷たい雨の予報...水温も低いうえ濁りはあるし、さてはて一匹でもちゃんと釣れるかなぁ?

開始直後バックウォーターから攻めようとしていたら、ほとんどのボートが同方向へ舵を向けていた。うーん・・・でもやっぱ我々も行ってみましょう。しかし水温は低いまま、濁りだって全然解消されていない。もちろんアタリのほうも...無い。どうやら府中湖のバックウォーター(冬場の定番、綾川)とは状況が違うようだ。
期待していたシャローレンジには全くバスの気配が無く、シャッド系で流してゆくもののダメダメ。そこでスロープ前の水中堰まで戻り、流れがよどむ部分の岸際にルアーを投げ、ダウンヒルに落とし込みながら反応してくるレンジを探ることにした。

すると幸先の良いアタリがあり530gフィッシュをゲット、だが「どうして釣れたんか判らん」と本堂氏。
この一匹から導き出されるのは『エビ系ルアー』と『水深6mくらい』だけ、それも正しいかどうか...いや正しかったとして何故それで反応したのか?予定外の一匹しか釣れなければ判る訳がない。
とりあえず本湖へ出るが、クリア水質だったら間違いなく釣れると見込まれるディープフラットにはワカサギの群れが全く映らなかった。時折ベイトフィッシュの反応が見られるのは8mレンジ...この濁りでは10mの魚にルアー見せるの難しいなぁ。

そこで少しだけミドルレンジが絡むヴィラ塩江ワンドを攻めてみると、いきなり450gフィッシュがコンニチハ。うわぁ、水深6mじゃん!この中途半端なのがどうしてなのか更に判らなくなってきた。ただ『ちょっとしたカバー(インビジブルストラクチャー含む)』がキーポイントになっているんだろうと、この二匹目で予測がついた。

かなり厳しいコンディションのなか早々に2本キープは悪くない。高いテンションを保っていれば少しは身体が暖まるかと思いきや、しかしさらに寒くなり続ける気温が肌をさす。
ふと見上げると、降ってくる雨はちょっと上のほうではすべて雪なのであった。周りの山々はにわかに薄っすら雪化粧をはじめる、ひえぇぇ〜っ(>_<)寒すぎるー!

どんな悪天候にもかかわらず、大会は決行される。そしてビリのチームおよびノーフィッシュのチームには容赦のない罰ゲームが待っている。この恐怖に打ち勝ってバスを手にする力をつけているんだから、F.T.の面々は強くなるはずだ・・・そんな話をしながら大きくダムサイト方面へと移動した。

もっと大きなバスが反応してくるパターンを見つけようと、最下流ブイから西岸のガレ場を流してゆくが、反応してくれない。ガレ場から少し横にあるカバーを狙っているとアタリが襲う、こんどは690gフィッシュとまずまずのサイズ。しかしエアがうまく抜けない、どうやら6mレンジというのは本当に中途半端な水深のようで、この個体はエア抜きをしないまま最後までキープすることができたのである。
しかしワカサギにこれほど関係なく釣れてしまうのは不本意だよなぁ、とは言えエビ系ワームを使用している本堂氏だけにアタリがあるのは事実。マッチザベイトで付けていたストレートワームからタイニーブラッシュホグに変更する、とたん私にも620gフィッシュが掛かる。「やっぱりエビなのか?!」ちなみにこいつは浮袋が大きく膨れてエア抜きが必要だった。

ああそういえば私の2005年初バスは、この一本だ...なんか普通に普通に釣れちゃった。

東岸に移動して別荘のある岬周辺を陣取る、この横にある岬の沖にオダのような倒木郡が沈んでいるのだ。もうここまできたらワカサギパターンは一旦中止、あと一本リミット揃うまでエビパターンでいきますか。そう決めたとたんに水深8mレンジにベイトフィッシュに影が大きく映った、次の瞬間10mラインから釣れてしまうのよバスが!でもそのワカサギパターンで獲ったのが300gフィッシュ、小せぇー!

やっぱ、よく判らんけど今日はエビ&6m&ストラクチャーなんだわ。これで600g前後の個体を拾っていくしか手だてが無いようだ。いやきっと探せば800g〜1kgの奴をまとめて狙えるパターンって必ず存在するんだろうけど...残念ながら我々には探せません。己を知って出来得る限りのウェイトを揃えるのも戦い方なのである。ホテル下の岬で540gフィッシュを獲り、入れ替えを果たした時にそう実感した。

ラスト1時間になったので再びバックウォーター方面に入るが、全然いけてない。そこで最後に攻めようと思っていた水中島へ引き返すと・・・うげぇ!兄ちゃんが連発してキャッチしてるよ。さっきすれ違いざまに「ディープ?」「いやよく判らないけどミドル」の会話をしただけで、この場所このラッシュを出してくるんだから、やっぱ凄いお方だわ。
それでも上流側テニスコート前の水中島(大型ハンプ)で550gフィッシュをゲット、たった20gだけど入れ替えを行なう。そのパターンで時間いっぱいまで攻め、ついに待望の700gフィッシュを仕留めることに成功。もう罰ゲームの心配は完全に消えただろう。うまく3kgを越えた我々は猛追してきた兄ちゃんを振り切って勝利することができた。800g〜1kgパターンを見せてくれるならこの人しかいないだろうと予想していたS本プロが、罰ゲームのドッグフード缶(ささみ味)を食べたうちの一人になるとは...よほど今回の内場ダムはイレギュラーコンディションだった事がこれで明らかになった。

初めてペアを組んだ本堂氏...実力者との同乗は実に良い勉強になるものですね、乗せていただきありがとうございました。

大会が終わったら、こんどは皆で我々のミドルレンジパターンを検証するために水中島で実釣反省会。
日が暮れるまで釣り続ける姿に、これがF.T.の本当の強さなんだと更めて実感した一日になった。