JB2プロアマ
四国シリーズ

四国最強にむけての熱き戦い!

 


第2戦(7月29日)旧吉野川

21位

その一本が出ない

<プラクティス>なし

<本戦>JB2プロアマ四国シリーズ第2戦に出場するため旧吉野川を訪れた。
頼りになる相棒の大谷氏とペアを組んで3年目、勝負の年となった今シリーズの開幕戦はこれまでにない惨敗の38位と沈んでいた。
年間ランキング上位に食い込むためにも、そして何より自分たちのためにも表彰台(もちろん真ん中...爆)を目指していく意気込みで挑むことになった。

やれ仕事に家庭サービスに、と阻まれて前日プラに入っていないばかりか、旧吉野川での釣行自体がお互いに随分と久しい。しかしプリプラ〜公式プラに入った者の状況は非常に厳しいコンディションだという情報だけは、いたるところから入っていた。

「どのみち釣れないし、マイナスイメージを蓄積させるくらいなら無理して入らなかった現状でも、まぁ良かったんだよねー」なんて正当化させながらも「でも、みんなが釣れなくてリミット揃えるのが困難なほどの渋コンディションでも・・・いや、だからこそ、釣ろう!」「これってチャンス!」「チャンスかも」と、本戦に向ける意識だけは高く保つことにした。

スタートの合図とともに暑くるしいズボンを脱ぎ、海パンの真夏仕様へと姿を変える。
安全第一のために必ずチョッキタイプのライフジャケットを着用すると決めているのだ、新型のウェストポーチタイプ姿とくらべて上半身は何倍も暑いのは必至、なので足元だけでも涼しくいきたいのよ。
日焼け?そんなモン怖がってられるかー!(←毎年あとで泣いている・・・爆)

遅いフライトなので朝一勝負は難しいと思った。
と言うのも、プラに入っていた選手たちはこれだけ厳しいコンディションなのだ、少しでも釣れることを見つけていたエリアに必ず真っ先に直行するだろう。
だとすれば自分たちがそのポジションを、しかも実釣プラなしの状態で確保するなんて、そして結果的に獲ってくるなんて...そりゃ困難でしょう。
そこで「エリアはおまかせします」と言ってくれた大谷氏に甘えて、最もこの時期に自信(?)のある場所へ行くことにした。

やって来たのは近場の三つ合堰周辺。まぁセオリーと言えばそうとも考えられるエリアである。
そのなかでもメインとしたのは上流に位置する水門〜取水塔近辺の沖に点在するウィードパッチ、これを一つ一つピンで丁寧に撃っていく作戦。

まずは水門の手前から徐々に流してみる、が反応は無い。確かに厳しそうだ。
何キャストかした時点でふと気付いた、「そういえば例年この一帯に群生しているヒシ藻が全然ないね」
どうやら気の早い7月台風を受けたために、充分な育成できていなかった細いヒシ藻たちは濁流で流されてしまったのかもしれない。
だとすれば、我々は戦法を大きく変更せざるを得ない状態だと言える。

ヒシ藻のカバーパターンはJIJIも大谷氏もどちらかといえば得意な夏パターンである。これが使えないとなると、特にキーパー揃えるのですら難しい今戦の状況では致命的だ。
...ちょっとマズいな。

まあいい、とにかく目の前にあるシャローをテンポよく探って、それからウィードパッチを叩こう。そう思いながら水門まで流してゆく。
すると、後続の一艇が取水塔そばに入ってきた。
「うわ、これから攻めていこうと思ってたのに...」とはいえ、入ってきたボートまでの距離はかるく40〜50m離れている、全くもって適切だ。
つまり(前述のとおり誰もがプラで釣れたエリアにズバリ直行するのが)予測できた事態にもかかわらず余裕をみて手前から流していたのは自分...こういうテキトーさが、いつまでたっても直らない自分の弱さなんだろうなぁ。

でね、その入ったペア(準優勝ペア)はきっちり我々の目の前でポンポンとキーパーバスを仕留めてゆく。
自分たちが運良くそのエリアに入っていたとしても確実に獲れてたなんて保証は無いけど...「あ、あ、あ、また釣った」「さすが上手いなぁ」「ええのぅ」というため息にも似た言葉だけが声になる。
暑さ対策のため冷やしておいたペットボトル飲料を取り出すと、どこからともなく糸トンボが飛来してキャップにとまる。おまえもやっぱり暑いのかい?
もちろん、お互いのボートが徐々に流していくため、しばらくしたら同じエリアを我々が攻める機会は巡ってきた。
だがしかし、戦術も技術もあきらかに自分たちより勝っているペアが流していったあとの『とりこぼし』なんて、頂けるはずありませんでした(爆)つーか完全ノーバイト。

市場橋をくぐりシークレット土管を攻めるも全くダメ。そこで大きく移動を決意することに。
お約束の三つ合堰対岸、JIJIさんストレッチで少し寄り道したあと一気にスローエリアを抜けて中流方面へとボートを走らせた。

新高橋の向こうにヒシ藻エリアが見えたので、ここを狙ってみることにする。
こんな日は、あまり移動に時間を費やすよりもキャスト回数がモノを言うだろうと思い、そこから共栄橋まで延々とダダ流ししていく戦法に出た。

ヒシ藻地帯での反応は皆無、ホントに思ったよりタフだ。
しかし水門下流側の岬(通称:コイ釣りポイント)を過ぎたストレッチのゴロタを探っていた大谷氏が待望の一本目をキャッチ!推定
700〜800gフィッシュというトコロだろうか、貴重なキーパーである。

共栄橋では、その日優勝したペアが橋脚に張り付いてタイトな攻めを展開していた。
内心「オイラも狙いてぇ...」と思いながらも橋をくぐり遠巻きにすれ違って、今度はそのまま対岸のテトラ地帯から下流方面へ再び延々と流しはじめる。
タイムアップまで残された時間は纔かながらも、再び大谷氏から「ギルのようなバイトですねぇ」の声が掛かる。
私の口から「いやバスですよ!(←あまりにも希望的観測)きっちりアワセていきましょう」と、懇願するような声が漏れる。
嬉しいことにあがってきたのは
300gフィッシュながら大切な2本目。

これで俄然ヤル気がパワーアップ!
あと一本や、これは釣らなイカン!・・・つーか、釣るっ!
今回の一戦ほどボート上での会話が少なかった大会は無かったかもしれない。とにかく残る一本、ただそれだけに全神経を集中させて攻め続けた。
馬詰橋手前の長い護岸エリアまで流してきた時点でボートを反転、ラストチャンスの三つ合堰周辺へと戻る。
堰の目と鼻の先にあるシャローフラットの上流サイド、ほとんど無くなったカレントが纔に当たる水通しの良いブレイク上部に点在するウィードは回遊バスの寄り道となるスポットだ。
そこで数分、微かな望みをかけてキャストを繰り返したが...結果バスをキャッチすることは至らず無念の帰着を余技なくされた。
自分が一本でもアシストできていれば、と思う気持ちがいっぱいの敗戦...日焼けした足がヒリヒリと痛みを帯びてきた男がひとり。


沈んでばかりもいられないが、
...やっぱ凹む。