
JB2プロアマ
四国シリーズ
四国最強にむけての熱き戦い!
第1戦(4月15日)旧吉野川
38位
ボーナスゲームだったのに...
<プロローグ>2007年度の開幕戦である。
プリプラを兼ねたBATNETでノーフィッシュをくらっていたので前日プラに入りたかった...が、金曜の深夜に携帯電話が紛失していることに気付く。
しまいこんだバッグの中か?タンスの裏にでも落ちたか?...部屋の固定電話から掛けてみるが、どんなに耳を澄ませても着信音は聞こえない。
私はケータイ依存の無い人間なので普通の週末だったら放っておいて自然に見つかるのを待つのだが、大会出場の際に携帯電話は緊急連絡用のツールとして必携アイテムである。うーむ、これは絶対に探さなければ!
・・・つーかさ、通勤用のクルマの中でしょう大抵!...おーい嫁さん、ちょっと駐車場に行くけんケータイ鳴らしてくれー。
クルマまで行きドアを開く。
あれ?音がしないぞ、しっかり鳴らしてくれよ嫁さん〜!
「ちゃんと掛けてるわよっ!あんたこそしっかりしたら?ホントどこに忘れてきたのやら・・・愛人のところじゃないの?!」
「いや昨日は寄ってないから違うわ」(←この返事でいいのか?爆)
そんなこんなで一番アヤシイのは職場じゃないかと。
休日なのに早朝から会社へ行き、事務所の固定電話からコールしてみる...しかし着信音きこえないよ、なんでやー!?
事務所、駐車場、工場...どこで耳を澄ませても聞こえない。だとすればケータイはいったい何処に?うーっ思い浮かばないよ。
もうね、このまま大会出場できないんじゃないかと不安になって目の前は真っ暗だ。
なんでこんなトラブルばっかり...自業自得を棚にあげてグチが口をつく。
結局、販売時のレジとして使用する金庫の中に備品と一緒にして入れてしまっていた(そりゃ鳴らしても聞こえんって)のだが...発見するまで随分と時間をくってしまう。再び通勤路を30分以上かけて帰宅するが、もはや本戦を想定した時間枠でプラに入れる余裕など一切無かった。
ちなみにその頃、JIJIとペアを組む大谷氏はきっちりプラに入ってくれていて、勝負のカギを握る1700gフィッシュやキロフィッシュをしっかり仕留めていた。
<本戦>さて当日、そこはかとなく調子が上向きつつあるキューヨシらしいが、これまでにも「穏やかな釣り日和」を予想して実は『沈黙の春』だったり、ポカポカ陽気なのにノーフィッシュ続出の大会だった事なんて何度でもある。
一時的な表面的な情報に惑わされてはいけない、そこで当初の目論見通りに「2kg台の中〜後半でダンゴの混戦」だと予測、「自分たちの目標は3kg後半」を実践すべく大会にのぞんだ。
朝一に攻めるのはもちろん丸須テトラだ、さあ2007年度プロ戦...はじまるぜ!
ゼッケン順のフライトだったので早いタイミングでスローエリアを抜ける。新高橋導水管をくぐればスロットル全開だー!
がしかし...いかんせん25馬力のボート、目も開けられないほど早いスピードが出る訳でもない。
前を走るバスボートにじわじわ引き離されながら走っていると、後方からエンジン音が・・・ひぇ〜あおられてんのかオイラ?遅くてゴメンネーだコンチクショー!
あれ?並んできたよ、もしかして抜くの?いやそれはマズいでしょ。
大声で叫ぶ「おーい!ここ(共栄橋までの区間)は追い越し禁止やー!お・い・こ・し・き・ん・しーっ!」
どうやら相手に通じたらしく、追い越し寸前のところでスピードを落とすバスボート・・・
やれやれ、オイラが元応援団だったんで命拾いしたなぁヤッコさん...(←失格ペナルティ対象だもんね)
ちなみに共栄橋をくぐったところでその相手には先に行ってもらい、しばらく走っていると後発のmach-a氏トップガンにも一瞬で抜かれ・・・うー、早いボート欲しいなぁ。
それでも比較的早いタイミングで目指す丸須テトラエリアに辿りつく。
先行者は一艇だけだが絶妙なポジションに、その黄色いトップガン(m氏)はステイしていた。
案の定すぐにmach-a氏がヒットした模様でネットが出ているのを目撃、ええのう。
しかしこちらも実釣プラしてきた大谷氏が連発でキーパーを仕留める。
目測で500g弱フィッシュと500g強フィッシュ・・・サイズはともかく私としては幸先よくまずはキーパー揃えて気分を落ち着かせていけると思ったのだが、どうも大谷氏は首をかしげる。
そりゃそうか...ほんの一日前には1700gとキロフィッシュだもんなぁ。
ほどなくして私にもようやくバイトがきた。
しかしあがってきたのは500g弱フィッシュ...リミットベースを揃えて1500gでは、デカバス一本に負けちゃうな(苦笑)
丸須テトラ地帯を一流しした時点で判ったこと、「豆は次々と釣れるが肝心のデカい奴が居ない」
そこでシーズナルパターンをもう一度よく考えてみることにした。
いま釣っている豆バスは、あきらかに回復系のオスもしくはネスト絡みだが一歩遅れてスポーンに突入せざるを得なかったオス。いずれにせよ『若い個体』である。
前日プラで大谷氏が仕留めたキッカー級も、なんとオス。
つまりプリメスは姿を見せていないという事が判明。
この勝負、超ドデカいプリメスを持ち込んでくる選手なんて・・・ほとんど居ないかも。
だとしたら、ずばぬけた優勝ウェイト(たとえば5キロ)なんて出ない可能性がある。
表彰台狙いなんて目標を持っているとうまくいっても所詮は4位5位どまり...
この際だ、考え方を切り替えてズバリ優勝狙っていくしかない!
だとすれば・・・移動しましょう。
新しい戦略は決まった。
プリメスなんて出てくるもんか、スポーン絡みの魚ではキロフィッシュが精一杯、ならば完全ではないにせよアフター狙っていくしかない。
このシーズン、幸いにも2キロを超えるプリメス自分で釣りあげた事実がある...それが数週間経過した現在どれだけ回復しているか微妙なトコロだが、これを狙う!
もはやネストには奴等は居ない、いるとすれば「身を隠すストラクチャーがあって、新鮮な水がとりこめる流れがあって、ベイトを捕獲できる深場とシャローが隣接する」といった、至極まっとうなエリアだ。
まずやって来たのは長岸橋...はっきり言って攻めるのは数本の橋脚、つまりピンである。周辺に伸びるブレイク前後で広範囲を絡めつつ探っていると、この場所を得意とする大谷氏がヒット!今のスポーンにあまり関係ない状態の元気バスは旧吉野川レギュラーサイズの800g〜900g程度だろう、とにかく入れ替えにはウェルカムな一本をランディング...しようとネット差し出した瞬間に最後の突っ走りをかまされ、不幸なことにネットのラバー同士を繋いでいる金属にラインが引っ掛かってしまう。
あわわわ・・・・ブチッ!
「ごめん、大谷さんゴメン!心から...すみません...」
まともなサイズに出会えなかった我々ペアが反撃のノロシを揚げるためのテンションを高揚させるのに重要だった一本を、自分のミスでバラしてしまった。
その昔にJB2でペア組んでいた相棒とだったら、ボートデッキ上はきっとものすごい険悪なムードになったであろう。
「いいですいいです。それよりもこのテのバスは、やっぱ橋脚をこすりながら引いてくると一撃で食ってきますねー、狙い通りでしたよ」
心中おだやかでないはずの大谷氏は、そういう雰囲気になることだけは回避してくれる。
そしてすぐに、ほんの数10グラムだが入れ替えサイズとなる500g強フィッシュを釣りあげてくれる。精神的にホントありがたい。
その後、牛屋島橋から馬詰橋にかけての南岸をメインエリアとして、回復系デカメス求めて延々と撃ってゆく。
日が高くなってからというもの全般的に魚の反応がほとんど無い普段のキューヨシに戻ってしまった状態の一日だったことは、大会後にわかった事だったのだが、そんななかでも我々には途中何度かアタリがあった。
ただいかんせんテクニック不足のJIJIはそのチャンスで上手くアワセられず、フォローキャストにも食ってこず、それがデカいのか普通のバスなのか姿を確認することもできなかった。
ネスト絡みからあえてはずれたエリアを攻めているため現状スポーンに絡んでいるキロ前後の個体は全くといって食ってこず、釣っても釣っても500g強の壁をこえない豆ばかりで入れ替えできないまま時は過ぎていった一日だった。
共栄橋の上流に位置する同様の条件を備えたエリアを流したあと、ラストチャンスで戻ってきた今切の旧ストライプ煙突下。
ここで私が本日ラストヒット、しかしこれも500gに満たないサイズで万事窮す。
結局『誰も持ち込んでこれないであろうデカバス』は、オイラ達にも持ち込めない訳で・・・ウェイト3000g台のペア続出のなか1600gフィニッシュはワースト7位という散々たるもの。
だがこれが勝負の世界、そして終わったことは仕方ない、泣くのは今日だけでいいのさ。

泣いてはじまった3年目(今年で最後)ペア。